植物由来のデータセンター【特集】

コンクリートは膨大なCO2を排出します。データセンタービルダーはなぜ、それを逆手に取ってCO2を貯留する植物由来の素材を使うことができないのでしょうか?

コンクリート建築は、世界でも最も汚染がひどい産業の一つであり、世界のCO2排出量の約8%を排出しています。データセンター事業者は、そのうちのわずかな部分を占めるに過ぎませんが、彼らは実に迅速に建設を行い、明日をも知れぬほどコンクリートを流し込んでいるのです。

データセンター事業者各社は、実際の稼働時に施設のエネルギー消費量を削減することで、環境に配慮している事を示すのに熱心ですが、建設時に発生する排出量を削減する動きについてはまだまだ迅速であるとは言えません。

例えば、マイクロソフトとアマゾンは、コンクリートが固まる際に二酸化炭素を注入するCarbonCure (カーボンキュア)という企業に投資しており、Compass Datacenters(コンパスデータセンター)はいくつかのビルでカーボンキュアのコンクリートを使用しています。しかし、このプロセスで補えるのは、あるコンクリートのバッチから排出される量の5%程度であり、使用されるコンクリートのごく一部にしか使用できないのが現状です。

しかし例えば、特に植物由来の材料であれば、CO2を排出する代わりに逆にそれを貯留するカーボン・ネガティブ建築を実現するといった、はるかに根本的な代替案の可能性があります。

木材

木材は、多くの人が思っているよりもずっと実用的な建築材料です。しかし、データセンター建設業者のように保守的でリスクを嫌う人々にとっては、新しい素材が持つあらゆる難題に直面することになります。

データセンター建設業者Sudlows社のザック・ポッツ氏は、マンチェスターのAshton Old Bathsにデータセンターを内蔵する木造のビル・イン・ビルを建設しましたが、木造だけで施設を建設することには不安を感じていました。

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