MetaがØrsted社とアリゾナで再生可能エネルギー契約を締結

Ørsted社の300MWイレブンマイル・ソーラー&バッテリー・ストレージ・サイトからオフテイクへ

Metaはアリゾナ州で新たな再生可能エネルギー契約を締結しました。

同社は今週、アリゾナ州メサのデータセンターが、Salt River Project(SRP)社から新しい太陽光エネルギーの供給を受けるべくØrsted社との契約を交わしたと発表しました。

この契約により、Meta社は現在アリゾナ州ピナル郡に建設中の300MWの太陽光発電所と300MWの4時間バッテリー蓄電システムであるØrsted社のイレブンマイル・ソーラーセンターの出力の大半を受け取ることになります。

Metaによると、2024年に稼動すれば、SRPの送電網で最大のソーラー・プラス・バッテリー・プロジェクトになるとのことです。Metaのデータセンターが使用しなかったエネルギーは、SRPの顧客ベースに提供される予定です。

Metaの再生可能エネルギー担当責任者 Urvi Parekh氏はこのように述べています。「SRP社と提携し、新たな太陽光エネルギーを送電網に供給できることを誇りに思います。再生可能エネルギーと強力で信頼できる送電網へのアクセスは、メサでの建設を決定する上で重要な要素でした。」

「Metaは地域社会にポジティブな影響を与えることにコミットしており、この地域に新たな投資と雇用をもたらす手助けができることに大きな喜びを感じています。」

Metaは、今年初めに同州エロイにオープンした100MWのウエストライン・ソーラー施設からも50MWの割り当てを受けるといいます。また同社は、クーリッジにある200MWのブリトルブッシュ・ソーラー施設からの出力の一部も近々受電する予定です。

SRP社は地域密着型の非営利公益電力会社で、フェニックス都市圏最大の電力供給会社です。同社は2035年までに600万MWの太陽光発電を含む、新たに700万MWの再生可能資源を追加することを目標としています。

SRP社 企画・戦略・サステナビリティ部門責任者 Bobby Olsen氏は以下のコメントを発表しています。「Metaの再生可能エネルギー目標と我々の持続可能性へのコミットメント達成を目指し、 Metaと提携し太陽光発電の増設に乗りだすことができ光栄に思います。 」

「SRPは脱炭素化に向けて責任を持って取り組んでおり、2035年までに電源容量を2倍以上に増やすことを目標としています。Metaのような顧客やØrsted社のような再生可能エネルギー開発企業との戦略的パートナーシップは、私たちがこの目標を達成するための大きな支えになるでしょう。」

Meta社は、2021年8月にメサキャンパスの建設を初めて発表し、着工しました。396エーカーの敷地の第1段階は、97万平方フィート(9万平方メートル)にわたる2棟の建物で構成されています。同社は2022年5月にさらなる拡張計画を発表し、敷地面積は250万平方フィートを超える見込みです。

「イレブンマイル・ソーラーセンターは、Ørsted社にとってアリゾナ州初のプロジェクトです。SRP社と提携し、Meta社のような持続可能性を優先する企業を含む顧客に、クリーンで安価な電力を供給できることを嬉しく思います。」とØrstedの米州担当チーフ・コマーシャル・オフィサー、 James Giamarino氏は述べています。

Ørstedは以前、米国と欧州でGoogle、MicrosoftAmazonとPPAを締結しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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