AWS、オーストラリア政府と2,700万ドルのクラウド契約を締結
”この3年間の契約は、政府機関がAWSサービスを購入しやすくすることを目的としています”
オーストラリア連邦は、すべての連邦、州、準州の機関および部門がアマゾンウェブサービス(AWS)からクラウドサービスを購入することを許可する契約を締結しました。
3年間の量販契約は3,900万豪ドル(2,700万米ドル)相当であり、クラウドサービスを購入する際に、政府の各部門が個別の契約や事務処理の煩雑さを回避するのに役立ちます。
政府全体、全部門
大学や政府の管理企業も、規模の原理に準じて、この簡素化されたサービス調達モデルに含まれます。 これにより、政府機関全体はより少ないコストでサービスを利用できるようになります。
サービスの調達は、AWSが保護されたオーストラリア政府のデータを処理するための契約の締結したわずか6か月後から開始されます。同社のシドニーリージョンは、 (政府の)保護セキュリティ分類の認定を受け 、現在、保護された政府のデータを42のAWSサービスで扱えるようになりました。AWSシドニーリージョンは2012年に開設され、3つのアベイラビリティーゾーンがあります。
この分類は現在、連邦政府によって承認されている最高レベルのセキュリティレベルです。 尚、 マイクロソフトは2018年4月にこのセキュリティ分類の承認を受けています。
政府規模の合意条件は明らかにされていませんが、オーストラリアの政府サービス担当大臣のStuart Robert氏は、AWSとの合意は政府および納税者に対するコスト削減効果があると述べています。
Robert氏はまた、以下のコメントを述べています。「政府機関は定期的にAWSのサービスを利用しており、それぞれが個別の契約を結んでいます。今回の契約は全体の効率化によりコスト削減を期待できます。」
「長年にわたる調達をまとめることで、政府の一括購買力を活かし、一貫したより良い契約条件への交渉ができました。」
CRNオーストラリア によると、AWSのアジアパシフィック&ジャパン(APJ)のリージョン責任者である ピーター・ムーア氏はこうコメントしていました。「今回契約は、 旧来の運用をおおきく変換し、オーストラリア国民に対してより効果的にサービスを提供できるようになります。そしてより大きな技術革新のための道を開くことでしょう。」
「政府の技術調達を伝統的に妨げてきた障壁を排除し、今回政府全体で合意したことによって、 彼らの主要業務により多くの時間とリソースを割くことができるようになります。」
Data Center Dynamics
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