クラウドスタートアップのPensando Systems、AWSに対抗

クラウド市場でのAWSの優位性に挑戦するという明確な意図を持って、先週新しいスタートアップ企業 Pensando Systems が公に存在を現しました。

Pensando Systemsは2017年に5人の元Ciscoのエンジニア( Mario Mazzola氏, Prem Jain氏, Luca Cafiero氏, Soni Jiandani氏, Randy Pond氏 )によって設立されましたが、公になったばかりです。JC2 VenturesのCEOおよび元CiscoのCEOのJohn Chambers氏は、同社の会長です。

これまでにPensando Systemsに対してはA、B、Cラウンドで合計2億7,800万ドルが資金調達されました。最新の投資家はHewlett Packard Enterprise(HPE)とLightspeed Venture Partnersで、HPEのMark Potter CTOとLightspeed Venture PartnersのHarry Eggers氏を取締役会の一員として獲得しています。

その他の投資家には、Equinix、 Goldman Sachs、 Oracle、そして NetAppが名を連ねています。

クラウドの民主化

Pensando社はまた、「フラッグシップ」ソフトウェアとしてペンサンド・プラットフォームを発表しました。

CNBCのSquawk Alleyで、同社は、AndroidがAppleのiOSに対抗したのと同様、AWSへの対抗を目指し、同社独自のクラウドシステムを立ち上げるために独立したと述べていました。

同社は高度にプログラム可能なクラウド、コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、およびセキュリティサービスを提供し、プライベートデータセンターがエッジコンピューティング手法を複製するのを支援すると言います。

CNBCで、Chambers氏は、同プラットフォームはAWS Nitroに対し「生産性、パフォーマンス、規模」において5〜9倍性能で上回る可能性があると大胆に主張していました。

データの簡素化

HPEの新しい取締役兼CTOの Mark Potter氏は、次のように述べています。「HPEのPensando Systemsとの関係性の拡大は、企業とクラウドに対する我々の共通認識に由来している。」

「Pensandoへの出資とともにソリューションパートナーシップの発表を誇りに思い、共にお客様のニーズを見越したソリューションの提供を引き続き推進していきます。」

Goldman SachsのマネージングディレクターJoshua Matheus氏は次のように述べています。「私たちはデータセンターアーキテクチャを大幅に簡素化し、Pensandoにより費用を削減します。」

「Pensandoは、コンプライアンスを確保しつつも東西データセンターのトラフィックを保護できると同時に、 テレメトリ が改善され、問題解決までの時間を数時間から数分に短縮できます。」

– John Chambers/Twitter

Data Center Dynamics

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