シンガポール政府GovTechがGoogle Cloudでマルチクラウド化へ

Kubernetesに移行し、強化されたデジタル認証システムを提供

シンガポール政府機関のGovTech(ガブテック)は、来年提供開始を予定している同国のデジタル認証システムの提供に向けてクラウド環境に移行します。

シンガポールの国民デジタル認証(National Digital Identity : NDI)イニシアチブは、シンガポール国民と企業に対し、公共セクターと民間組織双方に安全かつ利便性の高いデジタル処理を提供するよう設計されたモバイル認証システムです。 NDIは Kubernetes アーキテクチャ、そして マルチクラウド 管理を提供するGoogleサービスを通じて複数のクラウド環境で提供される、と10/16のシンガポールでのGoogleイベントで、 GovTechの広報担当者はコメントしました 。

クラウドファーストへ

「我々は国内のシステムの大部分をクラウドに移行し、その可視性と レジリエンス (=復元)力を活用し、業界のイノベーションを活かした最新のアプリケーションを構築していく。」と GovTechのシニアディレクターであるKwok Quek Sin氏は、昨日のGoogle Cloud Summit Singaporeの基調講演で述べていました。

GovTechは、 クラウドフェデレーション を使用してレジリエンス力を強化する” ハイブリッド・マルチクラウド アーキテクチャ”の開発を計画しているとKwok氏は言います。 GovTechは新しいアプリケーションの構築を開始し、サービスをKubernetesに移行しているため、アプリケーションの変更をせずにワークロードを複数のクラウド上に展開できるといいます。

Kwok氏曰く、Google CloudはGovTechのマルチクラウド化への目的を実現できると言います。なぜなら、既存のオンプレミス環境の政府データセンターや他のクラウド環境でも使用できるからです。おそらく、Google Kubernetes Engine(GKE)とGKE On-Prem双方で利用可能な、今年初めにリリースされたマルチクラウド管理システムであるGoogle Anthosを利用するものと思われます。

Anthosを使用すると、GKE、GKE On-Prem、さらにはAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなどの競合クラウド上においてもマルチクラウドワークロードを管理できます。 基調講演でGoogleは、 3つの異なる環境(オンプレミス、GCP、AWS) 上で同一のeコマースショップを管理できる事を実演しました。

「複雑さはセキュリティの敵です。 統合されたハイブリッド・マルチクラウド管理ツールは間違いありません。 そして、これのメリットを将来共に実現することを楽しみにしています。」と、Kwok氏は述べました。

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