Amazonがカリフォルニア州ヘイワードのHinesから新データセンターをリース

イーストベイに49MWの施設をリース、元はバス製造工場だった場所

Amazonは、カリフォルニア州イーストベイ地域に建設中の新しい専用データセンターを賃借する予定です。

CoStarによるとAmazon のデータセンター部門は、ヘイワードに建設予定の工業団地「Hayward Exchange @92」で開発中の4棟のうち1棟を賃借したとのことです。

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Hinesは2021年5月、25800 Clawiter Roadの再開発に着工しました。4棟からなる複合施設は、60万平方フィート(約55,700平方メートル)以上の広さがあります。Building 1、2、3のうち3棟は工業用で、Building 1は71,444平方フィート(6,600平方メートル)、Building 2は61,720平方フィート(5,700平方メートル)、Building 3は218,931平方フィート(2万300平方メートル)の最大のものです。

Building 4はデータセンターとして計画されており、約49MWの容量を提供する予定です。Cushman & Wakefieldのリストによると、建物4はすでにリースされています。開発の最初の部分は2022年第2四半期にオープンする予定です。

この敷地には以前、バスメーカーのGilligコーポレーションが所有する製造&倉庫ビルが多数あり、最も古いビルは1968年頃に建設されたものです。この敷地は2017年に閉鎖されました。

Hinesはこれまでデータセンター市場では大きな存在ではありませんでしたが、オクラホマ州のEdgeX Data Centerや、ニュージャージー州のAmericas Data Centerなどで開発管理をしてきました。同社の不動産投資信託であるHines Global REITは、以前、シアトルのKomo Plaza(地域キャリアの主要ホテルとデータセンター施設)の売買で1億1000万ドル以上を稼ぎました。

同社は最近、サンノゼのデータセンターをDigital Realtyから購入しました。150 S. First St.の2階建て、179,800平方フィート(16,700平方メートル)の物件(以前はPavilionショッピングセンター)を5960万ドルで購入しました。同社は昨年、米国内のデータセンターを含む不動産の購入に特化した新しいファンドのために6億5000万ドルを調達しました。

最近の提出書類によると、AWSは1190万平方フィートの不動産を所有し、1410万平方フィートを賃借しています。最近はバージニア州北部での土地取得が盛んですが、1月にはサンタクララで、現在開発中のデータセンターに隣接する7エーカーの土地を5180万ドルで購入しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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