Telehouse、カナダ・トロントのデータセンターに液冷システムを導入

DLC冷却を採用し、地域の地域熱供給システムと連携

KDDI傘下のTelehouse Canadaは今週、カナダ・トロント中心部のデータセンターに直接液体冷却技術(direct liquid‑to‑chip)を導入したと発表しました。

詳細はまだ公表されていませんが、この導入はAIインフラの構築を目指す企業を支援するもので、1ラックあたり最大120kWの高密度環境に対応します。同社によると、カナダのコネクティビティデータセンター(キャリアホテル)としては初の導入事例とのことです。

Telehouse Canadaの久保篤史 社長兼CEOは、次のように述べていま す。「AI需要が拡大し続けるなか、企業には、ますます複雑化するワークロードを大規模に支えられるデータセンター・インフラが求められています。今回の刷新により、お客様が期待する性能と信頼性を提供し続けながら、こうしたニーズへの対応力をさらに強化しました。」

液体冷却装置から発生する余剰熱は、Enwaveの閉ループ型地域エネルギーシステムに送られ、完全に分離されたプロセスを通じて回収・再利用された後、トロント市の飲料水等を加熱するために活用される予定です。

Telehouseは1988年に設立され、日本の通信会社であるKDDIが所有しています。現在は米国、英国、カナダ、フランス、ドイツ、中国、シンガポール、ベトナム、日本など、世界15都市で事業を展開しています。

また、2024年にはAllied Properties REITからトロントにある3つのデータセンターを取得し、カナダ市場に参入しました。

151 Front St. Westは、ITスペース205,000平方フィート(約19,045平方メートル)で電力容量20MW、250 Front St. Westは、82,000平方フィート(約7,620平方メートル)で10MW、905 King St.は、69,000平方フィート(約6,410平方メートル)で10MWとなっています。これら3施設の顧客にはDigital Realty、Equinix、Cologixなどが含まれます。

151 Front St.と250 Front St.のデータセンターは、主にEnwaveのDeep Lake Water Cooling System(DLWC)によって冷却されています。このシステムは、オンタリオ湖の深層湖水を活用し、病院やデータセンター、教育施設など約190の建物を冷却しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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