Microsoftのクラウドが予想を超える早さで増収

200億ドルの目標に近づく

Microsoftは、2017年度第4四半期に、クラウドベースの製品とサービスの急速な普及により、全体的な収益を増加させました。同社によると、第2四半期の売上高は非GAAPベースで247億ドル、純利益は70億ドルとトムソン・ロイターの予想を上回っています。
この数字の一部として、インテリジェントクラウド部門の収益は前四半期以来11%増加しました。これは、Microsoftのクラウドビジネスの年換算収益率が、現在180億ドルを超えていることを意味します。目標200億ドルにはあと少しです。

クラウドよ、永遠に

ナデラ氏のリーダーシップの下、2014年にMicrosoftは従来のソフトウェアビジネスから、「モバイル第1主義、クラウド第1主義」アプローチに舵を切りました。
モバイル部門は実際にはうまく行きませんでしたが、ノキア社のスマートフォン事業の終焉には影響を与えた、とも言えなくもありません。携帯端末でのWindows 8のサポートは7月に正式終了し、業績発表では携帯端末からの収益は「重要ではない」と説明されました。

一方、クラウドは賢明な投資であることが証明されています。合計36の地域(それぞれ複数のデータセンターがあります)ではMicrosoftアジュールサービスを提供しており、9月にはAzureスタックサービスの開始予定など事業を拡大しています。

「我々のクラウド・プラットフォーム革新は、今四半期に大きな成果を上げました」とナデラ氏は述べています。「現在のようなインテリジェントクラウドとインテリジェント エッジ の時代に、自社のデジタル転換を加速し、新しい機会を捉えるために、お客様は、Microsoftと成長中のパートナーの エコシステム に関心を寄せています」

過去四半期に好調だった部門は、生産性とビジネスプロセス事業部でした。 Office365とLinkedInを担当するこの事業部門は、売上高を21%増やして84億ドルを達成しました。一方、Windows、Surfaceハードウェア、検索サービス、ゲームなどを担当するモアパーソナルコンピューティング・カテゴリでは、四半期売上高が2%減少しました。
第4四半期には、Microsoftが株の買戻しおよび配当で株主に46億ドルを還元したことが分かりました。

-Data Center Dynamics
原文はこちら

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。