SaoPaulo

Vultr、ブラジルのクラウド容量を200%拡大

デジタル起業家向けスタートアップ・プログラムも設立

クラウドコンピューティング企業のVultr社は、ブラジルのサンパウロでの生産能力を200%拡大し、ラテンアメリカでの事業展開計画を継続しています。

サンパウロの クラウドリージョン は2021年に初めて開設され、当時はVultrの20番目のグローバルリージョンでした。Vultrはコロケーション施設のスペースを借りてクラウドサービスを提供しているため、今回の容量拡張で新たな施設を開発する必要はなくなりました。

容量拡大に加え、同社は顧客のスタートアップ・ビジネスの発展を支援する「クラウド・アライアンスとVIPスタートアップ・プログラム」も開始します。クラウド・アライアンスではレガシーITのクラウドへの移行を支援し、VIPプログラムではクラウド移行を開始する顧客に最大10万ドルのクレジットを無料で提供します。Startup Genomeによると、サンパウロは世界第28位のスタートアップ経済圏で、現在の評価額は1080億ドルに達しています。

Vultrは株式非公開のクラウドコンピューティング企業で、世界各地に30以上のクラウドリージョンを持ち、最近では今年1月にチリのサンティアゴでリージョンを立ち上げました。2022年までには、ポーランドのワルシャワ、スペインのマドリード、オーストラリアのメルボルン、ハワイのホノルル、インドのバンガロール、デリーNCR、ムンバイ、南アフリカのヨハネスブルグでリージョンを立ち上げました。

サンパウロには複数のデータセンタープロバイダーがあります。Amazon Web Servicesは市内に5つのデータセンターを持ち、Ascenty、Equinix、Odata、Scala Data Centersなどの企業はコロケーション施設を持ち、CloudHQは現在228MWのデータセンターキャンパスを建設中です。

マイクロソフトは今年7月、ブラジルのスマレ市とオルトランジア市に新たなデータセンターを建設する計画を発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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