DingTalk、 Alibabaのクラウド部門から分離しIPOを目指す

Alibaba (以下、アリババ)のワークプレイスコラボレーションプラットフォーム「DingTalk」が、グループのクラウドビジネスインテリジェンス部門から分離し、独自のIPOを目指すと報じられています。これは、中国の大手企業が9月に予定されている大規模な再編に向けて準備を進めていることを意味します。

分社の時期は未定ですが、情報源によると、アリババのクラウド部門がIPOする前に完了する予定であるとのことです。グループ内で最も急成長しているクラウド部門の分社化は、来年5月までに完了する見込みで、株主への株式配当を通じて行われ、最終的には上場する予定です。

ある情報提供者がロイター通信に語ったところによると、DingTalkはAlibaba Holding Groupの完全子会社として運営される予定で、このプラットフォームがサービスや技術面でアリババのクラウド部門と密接に連携することを示唆しているということです。

4月、Alibaba Cloudは中国語と英語の機能を持つ独自のChatGPTスタイルのTongyi Qianwen(通義千問)を発表しました。クラウド部門はまずこのAI chatbotをDingTalkソフトウェア上で展開する予定です。

アリババは3月、市場のニーズによりよく対応し、グループの支配力と市場への影響力を懸念する規制当局をなだめるため、6つの部門に再編する計画を発表しました。同グループの中国向けeコマース・グループである天猫(Tmall)を除くすべての部門が株式公開を目指しています。

W.Media ( Jinny Kim記者)より抄訳・転載

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