オーストラリア政府のホスティング認証フレームワークのグリーンリストにクラウド4社を追加

オーストラリア政府は、ホスティング認証フレームワークを更新し、クラウド企業4社を認証しました。

AUCloud、AWS(シドニーリージョン経由)、Sliced Tech Pty Ltd、Vault Cloudの4社は、オーストラリア政府機関にクラウドホスティングサービスを提供することができるようになりました。

このフレームワークは、政府全体のホスティング戦略の一環として3月に導入されたもので、政府機関に対して定義されたセキュリティ、リスク管理、リスク軽減の基準を満たした施設でデータやアプリケーションをホストすることを求めています。政府は、このフレームワークによって、各機関が「サプライチェーンやデータセンターの所有権に関するリスクを軽減」し、「適切なホスティングおよび関連サービスを特定して調達」することができるとしています。

オーストラリア政府は、6月にAustralian Data Centres、Canberra Data Centres、Macquarie Telecomをフレームワークに照らして認証したことを発表しました。8月には、Equinix、富士通、NextDCを認定データセンター・プロバイダーのリストに追加しました。

今週、Digital Transformation Agency(DTA)は、認定プロバイダーを更新し、多数のクラウド企業を追加しました。AUCloud、AWS、Sliced Tech、Vault Cloudの4社が戦略的認定を受けました。

「戦略的認定」(certified strategic)は、このフレームワークの中で最高レベルで、データセンターやマネージドサービスプロバイダーに対して、政府が所有権や支配権の条件を指定することを求めています。

AWSのオーストラリア・ニュージーランド公共部門担当ディレクターのIain RouseはARNの取材に次のように答えています。「AWSはオーストラリア政府のホスティング認定フレームワークにおいて、戦略的ホスティングプロバイダーとして認定されたことを嬉しく思います。今後も政府と協力して、安全・安心で革新的なクラウドサービスへのアクセスを確保していきたいと思います。」

ZDNetによると連邦政府は昨年7月にオーストラリア参謀本部国防信号局の勧告を受けて従来の認定クラウドリストを一新しており、今回の認定クラウド・プロバイダーはその第一弾となります。

オーストラリアの政府全体のホスティング戦略は、政府全体の標準化を確保するためであると同時に、データ主権を確保するために2019年から策定されています。

2016年からの3年間中国の投資家がGlobal Switch社の経営権を取得して以来、政府はデータやアプリケーションをシドニーのウルティモにある同社のデータセンターから他のプロバイダーが所有する施設に移行する作業を行ってきました。

今年1月にはオーストラリア証券取引委員会が離脱してキャンベラデータセンターに移行すると発表し、内務省、オーストラリア税務署、国防省など、他の多くの機関と合流しました。

オーストラリア政府は、連邦政府機関が国家安全保障を理由にGlobal Switchのシドニー・データセンターから撤退する目標を以前の2020年9月から新たに2022年7月に設定しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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