NECが神奈川と神戸に2つのデータセンターを開設

NECは、神奈川県と神戸市にあるNEC神奈川データセンター2期棟の運用を開始しました。

NECは今週、「 昨今のデータセンター需要の高まりを受け、100%再生可能エネルギーを活用したグリーンデータセンターとして「NEC神奈川データセンター二期棟」と「NEC神戸データセンター三期棟」を開設し、5月よりサービス提供を開始します。NECは、温室効果ガス排出量削減への貢献や生成AIを始めとする次世代テクノロジーへの対応を強化することで、お客様のESG経営やDX推進を支援します」と発表しました。

同社は2022年9月に初めて2棟の計画を発表し、神奈川は当初、2023年後半の稼働を予定していました。

2つの施設は、1ラックあたり20kW以上の密度を扱うことができます。

両施設とも、太陽光発電による自家発電、グリーン電力証書、トラッキング付き非化石証書を組み合わせて利用しています。施設のPUEは1.16です。

NECのクラウド・ソリューションのページによると、NECは大阪の西に位置する神戸、東京の南に位置する神奈川、そして2022年に竣工した東京の東に位置する印西エリアに、3つのコア・クラウド・データセンターを運営しています。

神戸第2フェーズは2018年に発表され、名古屋にも建設が予定されています。

名古屋の3つのクラウド施設とデータセンターに加え、NECは四国の愛媛県、九州の福岡市、北海道の札幌市、広島県、東京都、神奈川県(クラウド神奈川とは別に)川崎市、横浜市、東日本にも小規模なデータセンターを保有しています。

NECはまた、住友商事コングロマリットの一部である地元のシステムインテグレーターSCSKとデータセンターのジョイントベンチャーを持っています。SCSKは、子会社のnetXDC(オーストラリアのNextDCとは別)を通じて、日本国内で合計9万5000平方メートル(100万平方フィート)のデータセンターを10カ所運営しています。

同社はデータセンター資産の売却の可能性を検討していると報じられていました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。



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