NTTコムのe-shelterがフランクフルト第4データセンターを開設
“5期全体で80MWになる施設の第1棟の完成”
NTTコミュニケーションズの子会社である欧州のデータセンター事業者 e-shelterは、フランクフルトのHattersheim(ハッタースハイム)にあるフランクフルト第4データセンターの第1期工事を完了しました。
フランクフルト第4センターは、同市内で4番目、ヨーロッパでは12番目のデータセンターになります。 5棟の施設全体が完成すると、敷地面積24,000平方メートル(258,300平方フィート)、80メガワットの電力容量を持つことになります。
フランクフルトへの4度目の進出
e-shelterは昨年3月にフランクフルト第4センターの用地を取得し、その時点では、第1棟は9.7メガワットの電力容量を持つことになると述べていました。
この キャリアニュートラル の第4センターは、市内の既存の2つのサイト、フランクフルト第1とフランクフルト第3から約10kmほど離れた場所にあります。 ハッタースハイムはフランクフルトの南西郊外にあり、欧州中央銀行の本店もあります。
e-shelter社のCEOであるRupprecht Rittweger氏は、次のように述べています。「フランクフルト第4のフェーズ1では、開所前にテナントから非常に大きな契約を得る事ができて、前倒しして12か月以内で建設を完了しました。」
同社は現在、ヨーロッパ全体で400 MVA、フランクフルト地域においては300 MVAを超える施設を有しています。
e-shelterは、NTTコミュニケーションズの子会社です。
NTTコムは2015年に86.7%のe-shelter株を取得し、ヨーロッパ最大のデータセンター事業者の1つとして地位を確立しました。 当時、買収金額は約836百万ドル(1,000億円)に相当すると推定されていましたが、最終全額は公表されませんでした。
その他のNTTコムの子会社には、米国ではRagingWire、英国ではGyronがありますが、Gyronは現在NTTコムにブランド名称が変更されています。
Data Center Dynamics
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