メキシコのケレタロ州、40億ドルのCloudHQデータセンター信託を承認
州も52万平方メートルの敷地を提供
メキシコのケレタロ州計画予算委員会は、CloudHQが計画する40億ドルのコロンデータセンターキャンパス開発信託を承認しました。
信託の一環として、州は1,770万ドル相当の51万8,470平方メートル(558万平方フィート)の敷地を提供し、そこにキャンパスを建設する予定です。
CloudHQは、この場所に6棟のハイパースケールデータセンター複合施設を開発する予定で、各データセンターのIT容量は最大48MW、キャンパス全体で合計288MWとなります。
信託契約の一環として、CloudHQは2024年第1四半期までに建設を開始しなければなりません。
建設が始まれば、この地域で約1250人の長期臨時雇用と600人のフルタイム雇用が創出されることが期待されています。
CloudHQはブラジルのリオデジャネイロでもデータセンターキャンパスの開発を進めており、2023年3月に着工したサンパウロ州にも288MWの容量を持つデータセンターがあります。
CloudHQは、バージニア州カルペッパー、アッシュバーン、マナサス、ミネソタ州エルクリバー、ミネアポリス、イリノイ州マウントプロスペクト、イギリスのロンドン、オックスフォードシャー、フランスのパリ郊外に、計画中または既存のデータセンターを保有しています。
また、北米、ヨーロッパ、中南米の他の場所での開発計画も掲載されています。
ケレタロ州にはDigital Realtyのデータセンターが2つあり、Equinix、EdgeUno、Ascenty、Telmexの各社も進出しています。Googleは2023年3月、メキシコのクラウドリージョンを同州に設置することを発表し、Oracleはメキシコのクラウドリージョンの1つをTelmex Querétaroデータセンターに設置しています。AWSとマイクロソフトは、メキシコで独自のクラウドーリージョンを展開していると報じられています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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