Stack がカナダのトロントにデータセンター開設
最初の8MWフェーズが稼動、次の24MWは2026年に稼動予定
Stack Infrastructureはカナダのトロントに新しいデータセンターを開設しました。
同社は今週、オンタリオ州にある56MWのキャンパスのうち、最初の8MWフェーズを納入したと発表しました。
トロントのデベロッパーであるFirst GulfはStackと提携し、20エーカーの敷地内にある既存の建物を改築することで、最初の8MWデータセンターを納入しました。
Stack は2021年5月、トロントのダウンタウンから約10km(6マイル)離れたダンフォース通り3650番地にある同キャンパスの計画を初めて発表しました。第一段階は当初、「2022年半ば」に稼動する予定でした。
Stack AmericasのCEOであるBrian Cox氏は、「データセンターの容量吸収率が引き続き高い市場において、Stackはトロントキャンパスの第一期を提供できることを誇りに思います。このフラッグシップキャンパスの次のフェーズを展開し、地域経済を活性化させながら顧客のニーズに応えていくことを楽しみにしています」と述べています。
次の24MWの開発フェーズは、2026年の第2四半期に引き渡される予定です。第3フェーズはさらに24MWを供給する予定です。
第2段階では、トロントの Hydro が3つの変電所から水力発電を供給します。
スカーバラ郊外にあるこの敷地は、以前は米製薬会社Eli Lillyのカナダ製造拠点でした。同社は70年後の2019年にこの施設を閉鎖し、トロントのダウンタウンにオフィスを移転しました。
当初のキャンパス発表はStackにとって初の海外進出でしたが、IPI傘下の同社はその後、オーストラリア、日本、ドイツ、韓国でのプロジェクトを拡大し、スイス、イタリア、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー各地の既存施設を買収しました。
Stack のウェブサイトには、カルガリーで計画されている別のカナダでの開発について記されていますが、詳細は不明となっています。DCDは詳細について問い合わせています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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