AirTrunkが日本初のデータセンターを印西に開設
第1フェーズは60MWでスタート
AirTrunkは、日本で初めてとなる新しいデータセンターを東京近郊に開設しました。この新しいデータセンターは「TOK1」と呼ばれ、初期容量は60MWです。
千葉県印西市に位置する13.25ヘクタールの敷地には、7棟の建物で最大300MWまで拡張可能です。完成時には、56,000平方メートルの技術データホール、9,600平方メートルのオフィスおよびストレージスペース、42のデータホールを有する予定です。
AirTrunk創業者兼CEOであるロビン・クーダは、以下のように述べています。「東京エリアにおけるTOK1の開設は、AirTrunkのマイルストーンの1つとなりました。AirTrunkの誇る、業界トップクラスのスピード、スケール、効率、信頼性を日本で提供し、日本のデジタルトランスフォーメーションを支えてまいります。
「 これほどの規模のハイパースケールデータセンターの運用を開始できたことを嬉しく思います。大規模なテクノロジー企業だけでなく、オンプレミスからクラウドへの移行を考えている会社にも、すぐれたスケール、セキュリティー、接続性、高効率を誇る、この世界クラスの設備を利用していただきたいと考えています。 」
2020年9月に発表された TOK1 第1フェーズ はわずか45週間で納入され、日本の建設コングロマリットである大和ハウス工業によって建設されました。クーダは、この施設は 「4年以上かけて作られた 」もので、「複数のアンカーテナント 」を確保していると述べています。
この新しいデータセンターは、オーストラリアのシドニーとメルボルンにあるSYD1、SYD2、MEL1、シンガポールのSGP1、香港のHKG1に続き、同社にとって日本で初めて、合計6番目のデータセンターとなります。
TOK1のPUEは1.15で、4,000平方メートル(43,000平方フィート)のソーラーパネルを追加できる「ソーラーレディルーフ」を備えており、年間約100万kWhの電力を発電することができると言われています。また、敷地内には専用の66kV変電所があります。
AirTrunk社の最高技術責任者であるダミアン・スピランは、 「AirTrunkは、拡張性高く持続性のあるデジタルインフラを提供しています。TOK1のような新しいデータセンターは、お客様にはよりよい効率を、弊社にはCO2の削減をもたらす新たな革新的なソリューションを生み出す機会となりました」 と述べています。
今月初めには、シドニーに第3のデータセンターを建設することを発表しており、フル稼働時には合計320MWとなります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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