エクイニクス、機械学習オペレーションにGoogle Cloud Platformを採用

コロケーションプロバイダーのエクイニクスは、Google Cloud Platform(GCP)を利用し、同社の機械学習オペレーション(MLOps)アーキテクチャソリューションを展開しました。

MLOpsは、データの収集および準備からモデルの開発、テスト、およびデプロイまでの、機械学習のライフサイクルを管理するためのフレームワークを提供するものです。

Google Cloudは、アドバイザリーベースでエクイニクスを支援し、最終的にVertex AI Workbenchの使用を推奨したうえで、スキャン中に生成される成果物をGoogle Cloud Storageに保存します。Google Cloudはまた、Vertex ML Metadata、AI Model Registry、AI PipelineのすべてをGCP上で展開するよう、エクイニクスに助言しています。

エクイニクスのデータサイエンスシニアマネージャーであるBernardo Fernandes氏は、次のように述べています。「提案されたアーキテクチャ設計は、当社が求めていた要件やシナリオを網羅している。当社のAIとMLのポートフォリオは規模と複雑さを増しており、当社のソリューションが提供する価値を高め続けるには、明確かつ最新のアーキテクチャを踏襲することが重要となる。このプロセスの一環として、チームは完全な実装を行うために必要なスキルも習得した」

エクイニクスは、MLOpsアーキテクチャを導入することで、機械学習インフラのスケーラビリティと信頼性を向上させ、問題の早期発見を支援し、使用した分だけ支払うことでコストを最適化できるようになることを期待しています。

エクイニクスは、機械学習を利用してIBXデータセンターの運用を最適化し、そのツールを顧客向けに提供する「SmartView DCIM」に組み込んでいます。


同社はすでに27カ国に248のデータセンターを展開していますが、ここ数カ月で新たな施設の計画を発表しています。昨年11月、エクイニクスはイギリスのマンチェスターにデータセンターを開設し、ロンドンの施設を拡張し、東京マレーシアのジョホールにも新しいデータセンターの建設を計画していると発表しました。2023年2月には、スペインのバルセロナに2番目のデータセンターを建設すると発表しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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