マイクロソフト、ウィスコンシン州で10億ドルのデータセンターに着工

Foxconn の跡地が改装される

マイクロソフト社が、ウィスコンシン州マウント・プレザントに10億ドル規模のデータセンターを着工しました。

この施設の計画は、2023年3月に初めて発表されたもので、90番ストリートとハイウェイKRに位置する315エーカーの土地で、以前は Foxconn の製造拠点として確保されていた場所です。

この開発は、Milwaukee Business Journal(MBJ)が最初に報じました。起工式と同時に、マイクロソフトはこのプロジェクトの主契約者がWalsh Constructionであることも発表しました。

現在、現場では掘削が進められており、今秋には基礎工事が開始される予定です。MBJによると、データセンターは2026年に完成し、同年末までに運用を開始する予定だということです。

このプロジェクトは地元経済に「大きな影響」を与え、数千人規模の建設雇用をもたらすと期待されています。2017 年に Foxconn が 10,000 人以上の雇用を創出する製造施設を計画してこの土地を購入した後、以前は地元で不満の声が上がっていました。しかし、その後の数年間で、Foxconnのプロジェクトは1,454人の雇用しかもたらさず、同地への投資額はFoxconnが以前約束した額を大きく下回り、100億ドルどころか6億7,280万ドルにまで落ち込んでいました。

6月、マイクロソフト社はマウント・プレザント村から開発計画を承認され、7月にはウィスコンシン州天然資源局から湿地帯の埋め立てを承認さ れました。

Racine County Economic Development Corp (EDC)のLauren Million副所長は、EDCは地元の請負業者がこのプロジェクトで仕事を得られるよう、資格取得を支援すると述べています。「私たちは、このプロジェクトに関わりたいと考えている企業を奨励し、そのための手段を知ってもらうことに重点を置いています」とMillion氏は語っています。

マイクロソフトは、カリフォルニア州サンノゼ、テキサス州サンアントニオ、バージニア州スターリング、ブラジルのホルトランディアなどでもデータセンターの開発を検討しています。

先日は同社のオーストラリアで大規模な障害が発生し、オーストラリア東部地域でサーバーのサービスが停止しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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