Switch、アトランタ郊外のジョージア第2キャンパスに7億7200万ドルを投資

2つ目の KEEP キャンパスを申請

Switch社は米ジョージア州バートー郡に新しいデータセンター・キャンパスの構築を計画しています。

Developments of Regional Impact (地域影響開発計画:DRI 1-2)によると、Switchはカーターズビルに「Switch KEEP 2.0 Atlanta North Campus」を計画しています。

126エーカーの敷地は、オールド・アラバマ・ロードとベイツ・ロードの交差点の南、カーターズビル市内のポーリング郡境界線に位置します。この土地は現在、Carter Grove (Atlanta) ASLI VIが所有しています。

提出書類によると、このプロジェクトは「長さ約1,620フィート(493m)のデータセンター施設1棟」と説明されています。

同社はこのキャンパスに7億7200万ドルを投資する計画を立てています。なお、このプロジェクトの第一フェーズは2026年第2四半期に完了し、その後2046年まで建設が続けられていく予定とされています。

ただ、Switch はこのプロジェクトに関する発表をまだ行っていません。

Switchが計画しているこの区画は、以前はCarter Grove residential communityの将来計画の一部であったと言われています。2000年代初頭に建設が開始された当時、開発業者は最大2,500戸を計画していました。ちなみに現在は約400戸が建っています。

カーターズビルのプランナー、David Hardegree氏がSoosaValleyNewsに語ったところによりますと、DRIは30日間の公開審査プロセスを経て、金曜日に正式開始となるようです。30日後、ノースウエスト・ジョージア地域委員会は、寄せられたコメントを集め、報告書を作成する予定です。この30日の間に、カーターズビルはゾーニング申請とテキスト修正申請の評価を行います。Switch社がこの土地に想定しているデータセンター・キャンパスに対応する既存の用途地域が市にはないため、テキスト修正が必要とされています。

カーターズビルとバートー郡はアトランタの北東に位置します。

DigitalBridge傘下のSwitchは、ジョージア州でPrime キャンパスの1つを運営しています。また、アトランタ西部のダグラス郡にあるSwitch Atlanta(通称Keep)は、100万平方フィート(9万2900平方メートル)以上の敷地で合計150MWを供給しています。なお、このサイトの計画は2017年に発表されました。

Switchはリノ、ラスベガス、グランドラピッズでも大規模な “Prime” データセンター・キャンパスを運営しています。また、テキサス州にも大規模なデータセンターを建設中で、そこではData Foundry社を4億2,000万ドルで買収しています。

また、タイ・バンコクのSuperNAP施設にも出資しています。同社は、全米のフェデックスの拠点にエッジ・データセンターを建設するDellとともに、エッジ・ビジネスも展開しています。

DigitalBridge は、IFM Investors と共に、2022年12月に110億ドルでSwitchを非公開化しました。オーストラリアの年金基金Aware Superは今年初めに同社に投資を行っています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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