Wingu Group、ジブチのテックパークにデータセンターとCLSを開設
地元のエンジニアを引き付けるイノベーションセンターなどを擁するTO7テクノロジーパーク
Wingu Groupは、ジブチにTO7テクノロジーパークを開設すると発表しました。
このテクノロジーパークには、キャリアニュートラルなデータセンターとケーブル陸揚げ局(Cable Landing Station: CLS)のほか、地元の技術人材を促進するためのイノベーションセンターが含まれています。
発表会には、ジブチのIsmaïl Omar Guelleh大統領が出席しました。
Winguは、そのケーブル陸揚げ局はジブチの戦略的地位を強化し、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジアを結び、世界的な電気通信ハブとしての役割を強化すると述べました。
Winguの共同創設者兼最高戦略責任者であるNicholas Lodgeは、次のように述べています。「ジブチのデジタル経済の起爆剤となる、TO7テクノロジーパークの立ち上げに立ち会えることを嬉しく思います。このパークは、ワールドクラスのインフラを提供するだけでなく、イノベーション、雇用創出、経済成長を促進します。ジブチを世界のハイテク分野のリーダーとして、位置づけるための重要な一歩であり、この旅の一部になれたことを誇りに思います。」
同社は現在、タンザニア、ソマリア、エチオピア、ジブチで5つのデータセンターを運営しています。ジブチの既存施設は、10年以上にわたって運営されています。
ジブチは主要なデータセンター市場ではありませんが、東アフリカの主要なケーブル陸揚げ地です。ジブチには現在10本の海底ケーブルが陸揚げされており、さらに3本が建設中です。同国に陸揚げされているケーブルには、AAE-1、DARE1、EASSy、Europe India Gateway、SeaMeWe-3、Aden-Djiboutiがあります。2Africaケーブルは、2022年にジブチに陸揚げされ、今年中に開通する予定です。
Djibouti Internet Exchange(DjIX)をホストするジブチ市のDjibouti Data Center(DDC)は、2013年にオープンしました。DDCは、Djibouti TelecomとDjibouti Data Center SARLという国内外の投資家グループによるジョイントベンチャーです。
今年初め、アフリカのクラウドおよびコロケーションプロバイダーであるPAIXは、ジブチソブリンファンドと共同で、5MWのDDCを建設する計画を発表しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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