Synergy Research:クラウド支出が2026年第1四半期に1290億ドルに到達、9四半期連続で成長

2021年第4四半期以来の最高成長率

Synergy Research Groupによる調査結果によると、エンタープライズ・クラウド支出は2026年第1四半期に1,290億ドルへと増加し、前年同期比35%増となり、9四半期連続で成長を記録しています。

市場規模が現在の40%にとどまっていた2021年第4四半期以来、最も高い水準です。

同社は、Amazonがこの市場で28%のシェアを維持し、依然として強いリードを保っていると述べています。一方で、Microsoftは21%、Googleは14%のシェアとなっており、それぞれより高い成長率を示しています。

ティア2のクラウドプロバイダーも高い成長を示しており、CoreWeave、OpenAI、Oracle、Crusoe、Nebius、Anthropic、ByteDanceが牽引しています。

Synergy Reserchは、大手クラウドプロバイダーの収益データに基づき、四半期毎のクラウドインフラサービスの収益が1,286億ドルに達し、過去12カ月の売上高は4,550億ドルに達したと推計しています。

パブリッククラウドは、 Infrastructure-as-a-Service(IaaS)およびPlatform-as-a-Service(PaaS)が市場の大部分を占めており、2026年第1四半期には38%成長しています。現在、上位3社のクラウドプロバイダーがパブリッククラウド市場の67%を占めています。

同社のデータによると、世界全体で成長は堅調であり、インド、インドネシア、アイルランド、台湾、タイ、マレーシアは世界平均を上回る成長率を示しています。一方で米国は依然として最大の市場であり、アジア太平洋地域全体を上回る規模となっており、第1四半期には37%成長しています。

英国とドイツは欧州最大のクラウド市場としての地位を維持していますが、アイルランド、ノルウェー、ポーランドは最も高い成長率を記録しています。

Synergy Research GroupのチーフアナリストであるJohn Dinsdaleは、次のように述べています。「第1四半期の市場規模は10年前と比較して15倍に拡大しており、年間35%のペースで拡大を続けています。5000億ドル規模の市場規模に到達したことは、クラウドコンピューティングとAIがIT業界に与える広範な影響を如実に示しています。」

「当社の予測では、今後数年間も強い成長が続く見込みです。AIが引き続き利用を促進し、新たなユースケースを生み出し、クラウドプロバイダーの収益を押し上げると見ています。同時に競争環境も変化しており、ネオクラウドはますます重要な役割を担うようになっています。ネオクラウドは、既にクラウド市場全体の5%を占めており、AI関連分野ではより大きなシェアを獲得しています。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。




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