Keppel DC REIT、中国広東省のデータセンターを9800万ドルで取得

広東省のキャンパスに建設予定の5つの施設を第一優先で購入する権利を取得

シンガポールのデータセンターREIT(不動産投資信託) Keppel DC REIT は、中国で初のデータセンターを取得しました。

本投資法人は、広東省のBluesea Data Development Co. Ltd.(Bluesea)と、その親会社Guangdong Bluesea Mobileの間で広東省江門市にある広東データセンターを6億3,590万人民元(9,810万ドル)で取得する契約を締結しました。

Keppel DC REIT マネジメントのアンシア・リーCEOは、「中国は世界第2位のデータセンター市場でありアジア太平洋地域でも最大の市場で、今後も力強い成長が期待されています」と述べています。「広東データセンターを戦略的に取得することで、中国のデジタル経済の成長に乗ることができ、安定した持続的な収益を提供するために質の高いデータセンター資産への投資を重視する姿勢を明確にすることができました」

7階建て、20,595平方メートル(221,689平方フィート)のこの施設は、15年間にわたりトリプルネットでBlueseaに完全にリースバックされます。

この施設は、Bluesea Intelligence Valley Mega Data Centre Campus内に完成する6つのデータセンタービルのうちの最初のものです。本契約の一環として、 Keppel DC REIT は、同キャンパス内の残りの5つの施設を取得するための優先交渉権を有します 。

完成は今年の第3四半期を予定しており、購入代金は負債や株式を組み合わせて調達する予定とされています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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