三菱重工、ハイブリッド冷却システムを採用した新コンテナ型データセンターを発表

三菱重工業(MHI)は、液浸冷却(25kVA)、空冷(8kVA)、水冷(8kVA)の3種類の冷却方式でサーバーを同時に収容できる液浸・空冷ハイブリッド冷却システムを搭載した40kVAクラスの12ftコンテナ型データセンターを新たに開発したと発表しました。MHIは同ソリューションの2023年度中の商用化を計画しています。

今回新たに開発されたデータセンターは、2021年から開発を進めてきたコンテナ型液浸冷却データセンターの後継となるものです。用途(電力密度)ごとに冷却方式の異なるサーバーを同時に搭載することが可能で、コンピュータネットワークの周辺部(エッジ)でデータを処理するエッジコンピューティング向けの多様なサーバーなどを収容できます。

また、コンテナ内に1.4m×1.3mのスペースを確保し、サーバーの設置・撤去時の作業性を飛躍的に向上させました。さらに、さまざまな冷却方式をシステム全体として統合・最適化し、12フィートコンテナ内に高密度に実装することで、40℃環境下でのシステム性能は、液浸冷却単独でPUE1.05(液浸冷却と空冷を併用した場合は1.14)を達成する見込みです。

今回の実証実験では、デル・テクノロジーズ株式会社から検証用サーバーが提供され、NECネッツエスアイ株式会社がIT機器の設置やサーバーの保守手順などを検証します。

三菱重工グループは今後、高性能サーバーを導入するデータセンターにおいて、さまざまな冷却技術やゼロエミッション電源製品を適用していく予定です。三菱重工グループは、今回のラインアップ拡充により、高信頼・高効率な電源・冷却・監視システム、統合制御をワンストップで提供し、カーボンニュートラル社会の実現と地球環境の保全に貢献していくとしています。

Digital Infra Network( Shatabdi Mazumdar 記者)より抄訳・転載

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