Clark、米バージニア州アッシュバーンのNTT向けデータセンターを納入

計画中の9棟のうち6棟目が完成間近

建設会社Clarkが米国バージニア州アッシュバーンのデータセンターをNTTに引き渡しました。

Clark Construction Groupは今週、バージニア州ラウドン郡にあるVA6データセンターの第一期工事の実質的な完了を発表しました。

2022年5月に着工したこのプロジェクトは、顧客であるNTT Ltd.に予定通り納入されました。Clarkは2024年半ばまで、残りの建屋の構築を引き続き進めていきます。

78エーカーのこのNTTデータセンター・キャンパス内に位置する180,000平方フィート(16,720平方メートル)、2階建てのデータセンターは、24MWの重要IT負荷(容量)を提供します。また、これはアッシュバーンエリアにおける同社として6番目のデータセンターとなります。

Clark Constructionの副社長で、同社のミッション・クリティカルなプロジェクト・ポートフォリオを監督するLouie Sarracino(ルイ・サラチーノ)氏は、次のように述べています。「この地域の重要なインフラに貢献する最新アセットにお祝い申し上げます。同時に、NTTの信頼とパートナーシップにも感謝いたします」

このプロジェクトの設計は、WSP傘下のCorgan Associates & kW Engineeringが担当しました。

NTTは現在、バージニア州北部(ラウドン郡アッシュバーン)で1つのキャンパスを運営しており、これは元々はRagingWireブランドで運営されていたものです。この78エーカーの敷地を持つキャンパスには、合計で224MWの重要IT負荷(容量)、970,136平方フィート(90,100平方メートル)のデータ床面積となる9棟のデータセンターが計画されています。

同社は、バージニア州北部のプリンス・ウィリアム郡にも新たなデータセンター・キャンパスを計画しています。同社はゲインズビルで103エーカーの土地を購入し、336MWのデータセンター・キャンパスの開発を目指しています。ゲインズビルでは4棟の建屋が建設され、200万平方フィート(185,800平方メートル)を超えるデータセンター・スペースが設けられる予定です。ゲインズビルのサイトは、完成すると同社にとって米国最大のキャンパスとなります。最初の2階建て建屋は2024年第2四半期にオープンする予定です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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