
タークセル、トルコにデータセンター開設 ~「トルコのデータをトルコに残す」
トルコの通信会社タークセル社が、 イスタンブールの西、マルマラ海の北岸に位置するテキルダーのカパクル地区に新しいデータセンターを開設しました。
同社はこの 「ヨーロピアン・データ・センター」 プロジェクトに2億9,500万ドルを投じています。37,277平方メートル(400,000平方フィート)の施設には、7,238平方メートル(78,000平方フィート)のホワイトスペースがあり、ここからコロケーションやディザスタリカバリなどのサービスを提供します。

LEEDゴールドおよびUptime Tier III認証を取得したこの施設は、マグニチュード9の地震にも耐えられるように設計されています。また、1,200平方メートルのソーラーパネルを設置してデータセンターの電力供給に役立てているほか、建物や機器を監視する6,000個のセンサーを備えています。
タークセルのBülent Aksu会長は、次のように述べています。「インターネットトラフィックのゲートウェイとなっているトルコは、データの輸送や保管においても重要な役割を担っています。当社はこの地理的優位性を活かした高度で革新的な技術を用いて、トルコを世界有数のデータとクラウド技術の拠点にすることを目指しています。」
開所式ではアディル・カライスマイログル運輸・インフラ大臣が、データ保護、プライバシー、データ主権の問題が深刻化していることを強調し、「トルコのデータはトルコにとどまるべきだ」と述べました。
「国内のデータセンター投資は、我が国、国民、そしてこの国に価値を生み出す企業のデータのプライバシーを守るために不可欠なものです。」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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