バルセロナ

エクイニクスがバルセロナで2番目のデータセンターを計画

スペインで事業を拡大

エクイニクスは、スペイン・バルセロナに2つ目のデータセンターを建設する予定です。

同社は今週、既存のBA1に隣接する新しいInternational Business Exchange(IBX)施設、BA2の計画を発表しました。

仕様、電力容量、プロジェクトのスケジュールなどの詳細は明らかにされていません。しかし、現地の報道によると、この施設は2,500平方メートル、3.41MWで、2024年第1四半期に稼動する予定だといいます。同社は、このプロジェクトに5200万ユーロ(5560万ドル)の投資を目指すと報じられています。

エクイニクスのバイスプレジデントであるJim Pooleは、次のように述べています。「海底ケーブルは、現代のデジタル世界を実現する上で重要な役割を担っており、パンデミックによる滞貨を受け、今後数年間で多くの進展が期待されます。海底ケーブルは、異なる大陸の都市間の基礎となる容量を提供します。一方、エクイニクスはその容量を民主化し、幅広い企業が簡単にアクセスできるようにし、多額の設備投資を必要とせずに迅速な国際展開を可能にします。」と述べています。

BA2は、100%再生可能エネルギーを利用し、LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)認証を取得することを目指して設計されると言われています。

「デジタル需要に持続的に対応することは極めて重要であり、エクイニクスではこのことに注力しています。バルセロナや地中海沿岸の企業の需要が急増していることを考えると、この投資は最高のタイミングです」とエクイニクスの成長・新興市場担当バイスプレジデント、Judith Gardinerは述べています。「バルセロナを地中海の接続性の中核とする当社の戦略に加えることで、この素晴らしい都市に貢献できることを嬉しく思っています。」

バルセロナのロスピタレット・デ・ロブレガット地区にあるCarrer de l’Acer 30-32に位置するエクイニクスのBA1には、1,475平方メートル(16,000平方フィート)以上のコロケーションスペースが用意されています。

エクイニクスは現在、マドリードでMD1およびMD1と呼ばれる2つのIBX施設、およびバルセロナとセビリアで各1施設を運営しています。昨年、同社はマドリードにMD6と呼ばれる新しいIBX施設と、MD3xと呼ばれるxScale施設の建設計画を発表しました。

マドリードのMD6とMD3xを除けば、エクイニクスは2017年に現地の運営会社ItconicをCarlyle Groupから2億1500万ユーロ(当時2億5900万ドル)で買収し、スペインの全施設を取得しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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