エクイニクス、スペイン・マドリードの新データセンターを開設

エクイニクスは間もなく、スペインのマドリードに新データセンターを開設します。

同社は今週、MD6と呼ばれる新たなIBX施設を発表しました。施設の面積は1,466平方メートル(15,780平方フィート)、電力容量は4.8MW、そして600ラックが提供される予定です。

同社は、「まもなくローンチ予定」と明確な日付を示していませんが、MD3x施設の一部となるMD6は、第3四半期にローンチされる予定のようです。

エクイニクスのスペインにおけるマネージングディレクターのIgnacio Velilla氏は、次のように述べています。「MD6の立ち上げは、マドリッドをスペインにおけるデジタル経済のエンジンとして確固たるものにするための重要なステップであり、同国における当社の相互接続キャンパスの拡張を伴い、南ヨーロッパのハブとしての当社の地位を強化するものである」

同社によると、MD6があるキャンパス(Calle de la Pedriza, 12, Alcobendas)は、将来的に2つのxScaleデータセンターも併設される予定であるとのことです。

エクイニクスの成長・新興市場担当バイスプレジデントであるJudith Gardiner氏は次のように述べています。「エクイニクスでは、スペインのデジタルインフラを世界の主要市場と一致させ、地元企業に強力な国際接続性を提供することを目標としている。拡大志向と継続的なイノベーションにより、デジタルアクターに新しい機能を提供し、オペレーションの簡素化、顧客体験の向上、プロダクトやサービスのローンチをグローバルに持続的に加速していく」

エクイニクスは現在、マドリードではMD1、MD2の2棟のIBX施設を運営しています。また、同社のxScaleブランドのハイパースケール施設であるMD3xも有しています。エクイニクスの第2四半期決算によると、7MW規模のマドリード3x(MD3x)施設の一部であるMD6のリースは2022年第3四半期に開始予定とのことでした。

同社はまた、バルセロナとセビリアでそれぞれ施設の運営を行なっています。MD6やMD3xはともかくとして、エクイニクスは2017年にカーライル・グループから現地事業者のItconic社を2億1500万ユーロ(当時2億5900万ドル)で買収し、同社が持つスペインの全施設を取得しています。

また、第3四半期に行われるMD2の第4期拡張工事では、さらに375ラックが増設される予定です。尚、MD1、MD2共リース施設となります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。