サウジテレコム、サウジアラビアに125MWのデータセンター構築

6拠点でデータセンター建設が進行中と報じられる

サウジテレコム(Saudi Telecom: STC)は、サウジアラビアに新たなデータセンターを建設します。

Saudi Press Agencyによると同社は15億SAR(約4億ドル)の拡張プロジェクトとして、合計18万平方メートル(190万平方フィート)以上の土地に合計125MWの容量を建設するといいます。

現在6カ所のデータセンターの建設を進めており、12ヵ月後に完成する予定です。完成時には同社のデータセンターポートフォリオは、17,000のストレージユニットを含む合計16のデータセンターとなり、リヤド、ジェッダ、ダンマムなど6都市に分散する8つのパラレルサイトにサービスを提供することになります。

STCのCTO、ハイサム・アル・ファラージは、 「グループのデータセンターには、この地域のインフラを実装するという野心的な計画があります。STCは、国際電話の需要をサポートするための主要なデータプラットフォームとなることを目指しています。今後、需要の増加に対応するために既存のセンターを拡張し、設備を整えることを目指しています。当社が提供するソリューションの一つは、標準化されたデータセンターの設計を再現することによるセントラルソリューションであり、現地の市場の需要に迅速に対応することで、既存のデジタル電源容量を300MW以上に倍増することができます。」と述べています。

また同社のCEOであるムハンマド・アル・アバディは、「このデータセンターにより、STCグループはデジタル分野で最初の地位を得ることになります。これらのセンターはビジョン2030の目的に沿ったものであり、王国がデジタル化の中心地となることに貢献するとともに、国内外の直接投資を呼び込むことにもなる。」と述べています。

STCは、1月にジェッダとアル・マディーナに2つの新しいデータセンターを開設し、その後すぐにリヤドに3つ目のデータセンターが稼働する予定です。

6月には、IT企業のAl Moammar Information Systems (MIS)とSaudi Fransi Capitalが、サウジアラビア全土にデータセンターを建設するための新しいファンドを設立する計画を発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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