Appleがスペインで太陽光発電PPAを締結

ib vogtと契約

Appleが、スペインで太陽光発電の電力購入契約(PPA)を締結しました。

契約先はib vogtで、スペインのセゴビアにあるCastaño Solarプロジェクトから105MWacの太陽光発電を購入します。

この合意は、Appleがデータセンターと事業運営に再生可能エネルギーを使用するというコミットメントを強調しています。

このプロジェクトは、ib vogtがセゴビアで現在建設中の3つの従量課金固定価格PPAの1つで、 2024年12月に完全稼働する予定です。

エネルギー生産を最大化するために、単軸追尾システム上に両面太陽光パネルを使用し、その最大出力は134MWpを誇ります。

ib vogtは、 スペインがクリーンエネルギーソリューションを求める企業にとって太陽光発電の主要市場として大きな可能性を持つと見ています。

同社のCEOであるAnton Milnerは、次のように述べています。「スペインは太陽光発電の主要市場へと成長しており、企業は低コストで低炭素な太陽光発電の恩恵を受ける大きなチャンスがあります。このPPAはその好例であり、このプロジェクトを成功に導いてくれた関係者各位、特にパートナーである Appleに感謝いたします。」

「スペインでのポートフォリオは拡大しており、ターンキー太陽光発電プロジェクトを通じて、企業向け PPAの機会が増えています。」

Appleは現在、スペインでデータセンターを運営していません。しかし、 米国、デンマーク、中国に合計 8 つのデータセンターを運営しており、これらの施設ではPPAやその他の契約を通じて再生可能エネルギー源を利用しています。

ib vogtは2002年に設立され、DIF Capital Partnersが過半数の株式を保有しています。過去には、スペインのGoogleや、マレーシアのAirTrunkと太陽光 PPA を締結したことがあります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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