Climeworks、世界最大の二酸化炭素回収プラントを開設

二酸化炭素回収テクノロジーのスタートアップ企業Climeworks社は、アイスランドに世界最大の直接空気中の二酸化炭素回収・貯留システムを開設しました。このプラントは、空気中の二酸化炭素を取り込んで、地下で永久に石に変えるというものです。

Orca(オルカ)と名付けられた1,500万ドルの施設は輸送用コンテナ2個分の大きさで、同社のアイスランドのパートナーCarbfix社の技術を用いて、空気中の二酸化炭素を直接取り込んで、地下深くに石として埋めます。この方法で年間4,000トンの二酸化炭素を大気中から取り除くことができます。これは、自動車870台分、石油消費量9,281バレル分に相当します。

Climeworksの共同CEO兼共同設立者 Jan Wurzbacher氏はこう述べています。「今回の成功で、今後数年間で急速に生産能力を増強する準備が整いました。グローバルなネットゼロ・エミッションの達成にはまだ長い道のりがありますが、オルカの登場により、当社はその目標達成に大きく近づいたと確信しています。」

Digital Infra Network (Elliot Robinson記者)より抄訳・転載



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