Nxtra、燃料電池技術を導入しクリーンエネルギーを提供

Bharti Airtelの子会社Nxtra Data Limitedは、Bloom Energyと提携し、インドのカルナタカ州にある同社のデータセンターに環境への影響が少ない燃料電池を導入し、よりクリーンで水素に近い燃料供給によって二酸化炭素排出量を削減すると発表しました。

Nxtraは、インドで初めて燃料電池技術を導入し、データセンターにおける二酸化炭素排出量を削減するとともに、コストと持続可能性に関する潜在的な利点を引き出すことになります。

Nxtraは、この装置を非燃焼天然ガスでスタートさせ、近い将来、大規模な投資を行わずに50%の水素に切り替える予定です。天然ガスを燃料とする電池は、電力網や発電機をバックアップ源とする一次発電に使用される予定です。

このパートナーシップについて、Nxtra by AirtelのCOOであるRajesh Tapadiaは、次のように述べています。「Nxtraは、データセンター業界における持続可能性の新たな基準を設定し、インドがアジア太平洋地域における主要なデータセンターの目的地として台頭する中で、主導的な役割を果たすことに全力を尽くしています。2031年までにネットゼロを達成するという野望のもと、私たちは革新的なエネルギーソリューションを採用するためにあらゆる努力を重ね、サステナビリティの旅に乗り出しました。 Bloom Energy社とのパートナーシップは、当社のデータセンターに、よりクリーンなエネルギーを供給するという、当社の未来志向のエネルギー戦略の証しです。」

Bloom Energy の国際事業開発担当シニアマネージングディレクター、Tim Schweikertは、「Bloom Energy の技術は、インドが水素経済への移行に伴い脱炭素化目標を達成するのに役立つことが明らかです。Nxtraと協力し、データセンターにクリーンで信頼性が高く、手頃な価格の電力を使用することを追求するNxtraを支援できることを誇りに思います。」

Nxtra by Airtelは、インド国内に12の大規模データセンターと120のエッジデータセンターを持つインド最大のデータセンターネットワークを誇り、今後4年間で5000ルピー以上を投資して400MW以上の容量に拡張する計画です。同社はすでに、インド全土で再生可能エネルギー発電所を開発し、18万MWh以上の再生可能エネルギーを調達するために8つの組織と投資・提携し、今後12ヶ月で必要な電力の50%を再生可能エネルギー源で達成することを約束しています。

Digital Infra Network( Michael Nelson 記者)より抄訳・転載

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