Nxtra by Airtel、チェンナイ3番の規模のDCを開設

インドBharti Airtel(エアテル)のデータセンター子会社Nxtra by Airtelは、チェンナイに新しいハイパースケールデータセンターパークを開設しました。この最先端の施設はタミル・ナードゥ州首相のティルM.K.スターリンによってオンラインで公開されました。

これはNxtra by Airtelにとってチェンナイで3番目の大規模データセンターです。LEED認証を受けた38MWの施設は270,000平方フィートの敷地に広がっています。この新しいデータセンターの主な特徴は、Airtelのグローバルな海底ケーブルネットワークと完全に統合されていることであり、これによりハイパースケーラーにエンドツーエンドのセキュアな接続ソリューションを提供しています。新施設の訪問者にはさらに詳細が公開されるそうです。

「これは、デジタル・インディアの発展に向けて積極的に事業を拡大していく上で、重要なマイルストーンとなります。チェンナイはその戦略的立地とケーブル陸揚げ局へのアクセスにより、南アジアの地域データセンターのハブとなる可能性を秘めています。Nxtra by Airtelは、すでにこの街からインドや世界の大規模な顧客にサービスを提供しており、今後もここでの事業拡大のために投資を続けていきます。この重要なデジタルインフラを構築するための環境とインフラのサポートを提供してくれた州政府に感謝します」と、Airtelの取締役兼CEOであるアジャイ・チカラは述べています。

Nxtra by Airtelは現在、11のハイパースケールデータセンターと120のエッジデータセンターからなるインド最大のデータセンターネットワークを運営し、重要な海底ケーブル陸揚げ基地を管理しています。

5G導入を目前に控え急速に成長するデジタル経済、クラウドへ移行する企業、現地のデータストレージ規制など、インドでは信頼性の高いデータセンターソリューションに対する強い需要が見られます。同国のデータセンター業界では、2023年までに設置容量が約450MWから1074MWへと2倍以上に増加すると予想されています。

Nxtra by Airtelはこの大きな需要に応えるために、2025年までに5000クローナを投資して、容量を3倍の400MW以上に拡大する予定です。これには主要都市にハイパースケールデータセンターパークを設置することも含まれます。同社はすでにデータセンターでのグリーンエネルギーの利用を拡大しており、Airtel全体の温室効果ガス排出量削減目標の一環として、これらのデータセンターで必要な電力の50%を再生可能エネルギーで賄うことを目指しています。



W.Media (ANURADHA NAGAR)より抄訳・転載



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