Elea Digital、リオデジャネイロデータセンターの拡張工事を開始

2.5MWの拡張に2,000万ドルを投資

ブラジルのデータセンタープロバイダーであるElea Digitalは、RJO1データセンターの2.5MWの拡張工事を開始しました。

同社は今週、1億レアル(1,974万米ドル)を投じて、リオデジャネイロのデータセンターに500平方メートル(5,382平方フィート)のデータセンタースペースと2.5MWのIT容量を追加しました。

RJO1は、オリンピックエリアに近い、ブラジルで2番目に大きなデータセンターハブに位置しています。拡張計画は2023年6月に初めて発表さ れました。

今回の拡張により、新たに200ラックの収容が可能になり、施設の総容量は5MWとなります。RJO1はキャリアニュートラルで、ブラジルのインターネットエクスチェンジへの接続を含む7つの相互接続サイトを持っています。

このデータセンターは、Uptime InstituteによってTier IIIに格付けされ、米国のLeadership in Energy and Environmental Designによってゴールドに格付けされています。

Elea Digitalの社長であるAlessandro Lombardi氏は、次のように述べています。「デジタルインフラに関することは非常に重要ですが、Eleaが持続可能性を重視する企業であると考えることも不可欠です。このデータセンターは、クリーンエネルギーを使用するなど、常に環境に細心の注意を払ってきました。現在もそれは変わりません」

RJO1には、ラテンアメリカ最大のメディアコンテンツネットワークを収容しています。このデータセンターから、同社は1億人以上のブラジル人に向けてデータと情報を発信しています。

Elea は、エッジデータセンターのポートフォリオも保有していると説明しています。同社はブラジリア(2カ所)、クリチバ、サンパウロ、リオデジャネイロ、ポルトアレグレ(2カ所)に7つのデータセンターを展開しています。

同社は2019年にPiemonte Holdingによって設立され、2021年にはGoldman Sachs Asset Managementによって出資が行われました。その後、Eleaは2022年12月、BradescoとBanco do Brasilの支援を受け、ラテンアメリカ初のサステナビリティリンク債を発行しました。

さらに同社は2021年にブラジルのメディア企業Globoからデータセンターをセールアンドリースバック契約で取得しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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