フローティングデータセンターのNautilus、フランス・マルセイユとロサンゼルスでリース契約を締結
Nautilus Data Technologiesは、フランスのマルセイユとカリフォルニア州ロサンゼルスで、2件の新規データセンターのリース契約に調印しました。
両施設とも、モジュール式フローティングデータセンターであることから、12カ月以内に導入が可能であると同社は述べています。
ロサンゼルスのデータセンターは、第1フェーズで5MWとされていますが、それぞれ最終的には7.5MWまで拡張される予定です。
このデータセンターは、ロサンゼルス港の海洋科学研究拠点であるAltaSeaに設置され、One Wilshire Campusに直接アクセスできるようになる予定です。
AltaSeaの社長兼CEOであるTerry Tamminen氏は次のように述べています。「Nautilus 、海洋関連技術の実証と商業化を最も持続可能な方法で行うという我々のミッションに不可欠な存在となるでしょう。”ブルーエコノミー ”イノベーションの最前線となるデータセンターをこの地域に持てることを嬉しく思います」
また、マルセイユのデータセンターは、最寄りのケーブル陸揚げ局から3キロメートルも離れていないとのことです。
「フランスで2番目に大きいデータセンター市場ですから、私たちは単なるデータセンターをこの場所に持ってきたいとは思いませんでした。私たちは、地域社会への影響を真に考慮したデータセンターを誘致したいと考えました。このデータセンターは、私たちのリソースを無駄にせず、より少ない電力で稼働するものです」と、マルセイユ港湾局のCEOであるMonsieur Hervé Martel氏は述べています。
「Nautilus社をパートナーとして迎えることができ、大変光栄に思います」
同社は、カリフォルニア州ストックトンに既にはしけ型データセンターを有しており、またメイン州には陸上型の水冷式データセンターの建設を計画しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。