Navi Mumbai

プリンストン・デジタル・グループ、インドのナビムンバイに48MWデータセンターを開設

プリンストン・デジタル・グループ(PDG)は、インドのナビムンバイに新たなデータセンターを開設しました。この開発は、同社にとってインドで初めてのデータセンターとなります。

市内アイロリ地区の6エーカーの敷地に建設された MU1は、2棟の建屋で48MWの容量を提供し、IGBC Platinum認証を取得 しています。

同社は、このプロジェクトに3億ドルを投資し、ハイパースケーラーや大企業をターゲットにする予定であると述べています。

PDGの会長兼CEOで共同創業者のRangu Salgame氏は次のように述べています。「インドは現在、世界で最も急速に成長しているデータセンター市場の1つであり、PDGにとって重要な注力市場です。私たちは、インドのお客様にグローバルスタンダードなハイパースケールグレードのキャパシティを提供することをお約束します。MU1の開設は、持続的な価値の創造とデジタル技術の発展を実現することに重点を置く、アジア全域をカバーするデータセンター事業者としての当社の地位をさらに強化するものです。PDGがアジア太平洋地域のハイパースケーラーに選ばれているのは、私たちのコミットメントを実現し続ける実績があるからです」

2021年3月に発表されたMU1は、サプライチェーンの困難にもかかわらず、発表から~20カ月以内に、予定さ れていたスケジュールよりも早く完成したと、PDGは述べています。

PDGは、MU1は最大40パーセントを再生可能エネルギーで駆動し、国内初のOpen Compute Project(OCP)認定データセンターであり、将来的にはUptime Tier III認定も受ける予定であると述べています。

「PDGは、経験豊富なデータセンターの専門家からなる強力なチームとともに、インド全土で規模を拡大していく野心的な計画を持っており、若いエンジニアの才能を明日のリーダーに育てるという目的にも取り組んでいます」と、PDGのインド担当マネージングディレクター、Vipin Shirsat氏は述べています。

PDGは2017年にWarburg Pincusの支援を受けて設立され、現在、中国、シンガポール、インド、日本インドネシアで20のデータセンターを構築または運用しています。フルビルドアウト時には、現在計画されているポートフォリオの合計は600MW以上となります。

今年、同社はアブダビ政府の投資部門であるMubadalaが主導するラウンドで、さらに5億ドルを調達しました。2020年10月にOntario Teachers’ Pension Planから3.6億ドルの出資を受けたのに続き、2021年4月にはChina Merchants Bankから2.3億ドルを調達しています。なお、同社は将来的にIPOを検討していると報じられています。

2019年、PDGは IO Singapore とインドネシアの通信事業者 XL Axiata のデータセンター・ポートフォリオの過半数株式を取得しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。