レンドリース、6億ドルのハイパースケールデータセンターを日本で開発~最終的には6万平方メートルの延床面積

オーストラリアに本社を置く不動産インフラ大手のレンドリース社は、本日、ジョイントベンチャーであるレンドリーデータセンターパートナーズ(LLDCP)による日本で初めてのデータセンター開発を発表しました。

この超大型施設は東京近郊の33,000平方メートルの土地に建設され、最終的には60,000平方メートルを超える延床面積を実現します。年内に着工し、第一期工事は2024年初頭の完成を目指します。レンドリース社によると、この開発は日本最大級のデータセンターになるとのことです。

具体的な詳細は明らかにされていませんが、同社によるとこのプロジェクトの開発総価値は、すべてのフェーズが完了した時点で6億ドルを超える見込みです。敷地の半分近くがすでにプレリースされていることがわかっています。

LLDCPはレンドリース社が20%、世界的な機関投資家が アジア太平洋地域のデータセンターのために設立された10億ドルの投資ファンドの一部として 80%を出資しています。このグローバル機関投資家は特定されていませんが、以前の報道ではシンガポールの機関投資家とされていました。また同社は昨年、シンガポールのサム・リー氏をデータセンター担当のマネージング・ディレクターに任命しています。

このファンドは、オーストラリア、中国、日本、マレーシア、シンガポールを対象としており、既存物件の取得と新規開発の機会の両方を行います。このパートナーシップのもと、レンドリース社はデータセンターの開発、建設、不動産、投資管理を行います。

レンドリース社は DCDからの質問に答えて 、シンガポールやマレーシアなどAPACの他の地域での展開について、同社が事業を展開しているゲートウェイ都市での機会を常に探していると述べています。

レンドリース・アジア CEOジャスティン・ガッバーニは次のように述べています 。 「このパートナーシップは、当社の競争力を活用し、パートナーとともに価値を創造するという、 当社の最新の戦略を実践するモデルとなるものです。当社のエンド・ツー・エンドの統合能力 を活かして、今後もさらなる投資を検討していきます。これにより、業界最高水準の不動産ソリ ューションを提供する当社のグローバルなリーダーシップをさらに強固なものにできると考えま す。さらに、今回のプロジェクトは、他の 5 つの新規都市開発プロジェクトと並ぶ当社グループ のグローバル開発パイプラインとなる重要なマイルストーンでもあります。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。