インドのマハラシュトラ州 政府、データセンター新設に関する覚書に調印

英国Ark Data CentresおよびNTTとの契約を締結

インドのある地方政府が、新設データセンターに関する外部からの投資を受けることを発表しました。

マハラシュトラ州政府は今週、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)で、インド西部のプネ市に2つのデータセンターを建設する目的で、39億米ドル(3,204億インドルピー)相当の覚書を企業2社と締結したと発表しました。

そのうちの1つが、RCube/Ark Data Centresとの契約です。RCubeはフランスのヘッジファンドマネージャー、Arkはイギリスのデータセンター運営会社のようです。

Arkは、同市ピンプリ・チンチワド地区のデータセンターに1,200億インドルピー(14.7億米ドル)を投資していくことを提案しています。データセンターの詳細はまだ明らかにされていませんが、マハラシュトラ州政府は、この施設によってこの地域に約1,200人の雇用が生まれると予想しています。

今回の投資は、Ark Data Centresにとって英国外では初めての施設となります。同社からはまだ正式な発表がされていないため、DCDが詳細について問い合わせています。

2つ目の覚書は、NTTとのもので、NTTはムンバイ、タネ、プネ、ナグプールでのデータセンター建設に向け、2,041億4000万ルピー(25億米ドル≒3,200億円)の投資を行います。このプロジェクトでは、4つの拠点すべてで1,500人の雇用が創出されることが期待されています。

Uday Samant産業相は次のようにコメントしています。「これらの新規プロジェクトでは、雇用の80パーセントを地元でまかなうことを決定している。次の閣議で、これらのプロジェクトが30日以内に必要な許可を得られるような新規政策を決定する予定だ」

Samant氏はさらに、海外直接投資を通じて、若者を支援する重要な決定を下したと発言しています。政府は、失業を減らし、州を産業拠点として発展させるために必要なあらゆる努力を進めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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