Cloudoonが「ケニア最大のデータセンター」を計画

クラウドホスティング企業Cloudoonは、ケニアに大規模なデータセンターの建設を計画しています。

ケニアのPeople Daily紙によると、同社はこのプロジェクトのために60億ケニアシリング(5,110万ドル)を確保したとのことです。

Cloudoon社のWEBサイトによるとこのMAS101データセンターは、ケニアに7つあるForks水力発電所の1つに近い、10エーカーのキャンパスに建設される予定だそうです。同社は、同国最大のデータセンターになるとしています。

同施設は、10MW以上のIT負荷、2,500以上のラックを収容できる20万平方フィート(18,580平方メートル)の床面積、およびオフィススペースを提供する予定です。

このデータセンターは、水力発電と近隣の50エーカーの10MW太陽光発電所を組み合わせて電力を供給し、水冷技術で冷却する予定です。Cloudoonの創業者David Murimiによると、同社は現在Kengenから余剰水力を購入する準備として、Nema、Warma、その他の政府機関の承認を求めているといいます。

同社は正確な場所を記載していませんが(7 Forksシステムの一部として、1,000kmのタナ川沿いにいくつかの発電所がある)、地図を見ると、カンブル発電所とカンブルダムの近くに建設されることがわかります。

「現在最大のデータセンターは、1,000ラックのEast Africa Data Centerです。さらに、このプロジェクトには、国際金融公社(IFC)や米国に本拠を置くSpeed Data Centreなどの投資家が資金を提供する予定です。」とMurimi氏は付け加えました。

Cloudoon社は、WEB構築サービスのOlitt、マネージドクラウドホスティングプロバイダーのTruehost Cloud、クラウドバンキングのプラットフォームJisort、ソフトウェア開発会社のRyanadaを所有する、クラウドホスティング企業です。

「ケニアのデータセンター市場は有望で今後も成長が見込まれ、より多くのデータセンターが必要とされるでしょう」とMurimi氏は語りました。「コンピュータエンジニア、電気エンジニア、通信エンジニアなど、200人を直接雇用する予定です。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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