マイクロソフト、GitHub、Linux Foundationらがグリーン・ソフトウェア・イニシアチブを発表

マイクロソフト、GitHub、Linux Foundation、Accentureらが、エネルギーの浪費と排出量の削減を目的とする規定である「green software(グリーンソフトウェア)」を立ち上げるための団体「Green Software Foundation(グリーンソフトウェア財団)」を発表しました。

Green Software Foundationは、グリーンソフトウェアの標準化とベストプラクティスの合意、オープンソースを通じたその作成の促進、更にこの分野の学術研究の支援や、グリーンソフトウェアの支援者コミュニティの育成を約束します。

ビットのグリーン化

データセンターやITハードウェアのエネルギー使用量はよく知られています。そのため、ハイテク産業の環境フットプリントを削減するための取り組みは、データセンターのより効率的な冷却や、より省エネルギーで動作するチップの開発に集中しています。

Green Software Foundationは、マイクロソフトが今週開催した年次の開発者向けカンファレンス「Build」で発表されたもので、オープンソース団体である「Linux Foundation」によって運営されます。Green Software Foundationは、開発者に無駄のない効率的なコードを書かせることで、プロセッササイクルの浪費を減らし、パリ気候協定に沿って2030年までに温室効果ガスの排出量を45%削減するという産業界の目標を達成するために、ソフトウェアを調和させることを目的としています。

同団体は、グリーンスタンダードの発行を予定しており、それらプラクティスの自主的な採用を促進するとともに、政府の政策への反映も求めていくとしています。また、この分野はまだ未開拓であるため、学術的な研究を支援し、改善に向けたアドボカシー活動を展開していく予定です。

GitHubの最高執行責任者であるエリカ・ブレシア氏は次のように述べています。「私たちはカーボンフリー・ソフトウェアが標準となり、開発者全員が専門家でなくても、ソフトウェアの開発、展開、使用が地球規模の気候変動対策に貢献できるような未来を想像している」

「本日、マイクロソフトは、環境的に持続可能な未来を真剣に考えている組織に加わり、グリーンソフトウェア開発の導入を推進し、世界中のお客様やパートナーの二酸化炭素排出量削減を支援していく」とはマイクロソフトのプレジデント、ブラッド・スミス氏。

また、アクセンチュアの最高技術責任者(CTO)ポール・ドハティ氏は次のように述べています。「アクセンチュアはGreen Software Foundationの創設メンバーであることを誇りに思っている。他の企業と協力して、ソフトウェアエンジニアリングの文化を進化させ、設計に組み込まれた持続可能性がコンピュータからの二酸化炭素排出量を大幅に削減し、環境に良い影響を与えていけることを期待している」

その他のメンバーとして、ゴールドマン・サックス、Leaders for Climate Action、Watt Time、The Green Web Foundationなどが参加しています。

これまでは…

このようなアイデアは初めてではありませんが、これまでの試みは頓挫していました。ソフトウェア分析会社のCast Softwareは2014年、Castの分析ツールを使ってプログラムのエネルギー効率を評価する「Green IT Index」を発表していました。

また、2012年には、アムステルダムに拠点を置くソフトウェア・インプルーブメント・グループ(SIG)が「ソフトウェア・エネルギー・フットプリント・ラボ」を立ち上げ、より優れたコードによって技術分野のエネルギー使用量を削減する方法について検討していました。

Data Center Dynamics

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