ビザがバージニア州データセンターの電力供給を100%太陽エネルギーへ

VISA(ビザ)は、Shell(シェル)の子会社であるMP2 Energy LLCと、同社のバージニア州のデータセンターに向けて、複数年の再生可能エネルギーを供給する契約を締結しました。

今後、同データセンターには太陽光による100%再生可能エネルギーが5年間供給されます。

バージニア州の施設はビザの最大施設であり、同社が全世界で消費する電力量の3分の1以上を占めています。

ビザは既に100%グリーン化を達成済み、現在は直接エネルギーを購入

「気候変動と戦うために持続可能な事業の方法を促進させることは、私たちの持続可能性戦略の重要な部分である」と、ビザの最高サステナビリティ責任者であるDouglas Sabo氏は述べています。「MP2 Energyとの合意は、ビザの気候変動対策アジェンダに貢献し、バージニア州全体での新たな再生可能エネルギーの生成を支援し、環境や地域の経済発展へのプラスの影響に貢献する」

ビザは、2023年2月からこのエネルギーの利用を開始する予定です。

「私たちは私たちの市場知識と専門知識を使い、ビザのニーズを満たす再生可能リソースのパッケージを統合した」とMP2 EnergyのCEOであるDavid Black氏は述べています。「私たちは、州内の企業が再生可能エネルギー供給目標を達成していく上で、競争力のある選択肢を持つメリットの具体例を示せることを本当に嬉しく思う」

「ビザとMP2 Energyの新たな契約は、再生可能エネルギーの需要を支え、ひいては、州の再生可能エネルギーセクターでの雇用機会の創出を支援する」とRalph Northam知事は述べています。「ビザのような企業は、MP2 Energyなどの業界リーダーの専門知識を活用して、バージニア州のクリーン経済法や連邦のクリーンエネルギー政策目標の前進を支援している。この発表は、クリーンな環境と力強い経済が密接に関連していることを証明する、州の中での私たちの指導的立場を強化する」

昨年、ビザは、公益事業や他の再生可能プログラムへの登録や、グリーン電力証書(Renewable Energy Certificate:REC)購入の組み合わせにより、オフィスとデータセンターを100%再生可能電力に移行したことを発表しました。同社は2018年に最初に再エネ目標を設定していました。

Data Center Dynamics

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