DMG、カナダで初のプレハブ型データセンターのコロケーション契約を締結

匿名のテナントが同拠点でAI向け計算処理を運用予定

カナダの暗号資産マイニングおよびデータセンター技術企業DMG Blockchain Solutionsは、同国のブリティッシュコロンビア州クリスティーナ湖にある、同社のプレハブ型データセンターユニットに設置可能なサーバー向けとして、初のコロケーション契約を締結しました。

同社によると、この契約額は約67万ドルで、期間は2年強にわたります。

テナント名は公表されていませんが、このテナントはAIのコンピューティング処理を実施する見込みです。また、将来のプロジェクトに向けて米国政府の認証を受けたデジタル盗聴に耐性のあるスパイ対策済の部屋を提供する機密区画情報施設(SCIF)サービスを追加するオプションも用意されています。

DMGによると、プレハブ型データセンター(PDC)は今年後半にサービス開始予定であるとのことです。

DMGのCEOであるSheldon Bennettは、「当社のPDCにコロケーション用途で、初の契約を獲得できたことを非常にうれしく思います」とコメントし、DMGが「ソブリンAI向けコンピューティング機能」に対応するセキュアなデータセンター容量の拡大を進める中で、顧客基盤の少なくとも一部がSCIF認証容量を重視すると見込んでいると続けました。

この契約は、DMGが今年4月にクリスティーナ湖で2MW分のSCIF規格に対応したプレハブ型データセンターユニットを受領したことに続くものであり、同社がブリティッシュコロンビア州の拠点でAIおよびセキュアなコンピューティング容量を増強する取り組みの一環です。

米国のグランドフォークス近郊に位置するクリスティーナ湖の施設は、2019年に稼働を開始しました。これまでは主にビットコインのマイニング拠点として運用されてきました。同施設は合計75MWの電力供給が可能で、その内訳は15MWが固定電力、60MWが供給制限可能な非安定電力で構成されています。

今月初め、DMGはクリスティーナ湖にある、単一のAIコロケーションテナントに対し50MWのミッションクリティカルなIT負荷を提供する拘束力のない意向書を締結しました。この提案された契約は、初期期間を12年とし、5年ごとの更新オプションが3回含まれる内容で、設備容量は段階的に提供される見込みです。

DMGは当時、正式契約が締結されるまではクリスティーナ湖の拠点は主にビットコインマイニング施設として運用を続けると述べていました。一方で、契約が成立した場合には、同施設をAI向けコロケーションサービスへと移行していく計画です。

また、今回のコロケーション契約の発表とあわせて、DMGは2026年5月の暫定的な運用実績も公表しました。同社は5月に22BTCをマイニングし、4月の21BTCから増加しました。一方で、ハッシュレートは1.54EHpsから1.52EHpsへとわずかに低下しました。DMGが5月末時点で保有するBTCは393BTCで、前月の389BTCから増加しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。


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