【プレスリリース】IDCフロンティア、東京府中に大規模DC開業

最大受電容量50メガワット、延べ床面積4.5万平方メートル超の規模で ハイパースケーラーの需要に対応

ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO: 宮内 謙、以下「ソフトバンク」)と、ソフトバンクの子会社でクラウド・データセンター専業会社の株式会社IDCフロンティア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 勝久、以下「IDCフロンティア」)は、大手クラウドサービスプロバイダー (ハイパースケーラー) の需要に対応した、最大受電容量50メガワット(MW)、延べ床面積4.5万平方メートル超の大規模データセンター「東京府中データセンター」(以下「本データセンター」)を東京都府中市に開設し、2020年12月1日から運用を開始しました。本データセンターは、両社が保有するデータセンターで最大の規模(※1)です。

■本データセンターの開設の背景

昨今、企業や官公庁などがITシステムの導入や移行をする際に、クラウドサービスの採用を第一に検討する「クラウドファースト」という考え方が浸透しており、国内のクラウド化が急速に進んでいます。これに伴って、大手クラウドサービスプロバイダーや、SNSや動画サービスなどの大手コンテンツ事業者の利用に対応した、 大規模なスペースを提供できるデータセンターの需要が高まっています。加えて、 企業などのDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中で、Al(人工知能) およびIoTの活用や、今後の5G(第5世代移動通信システム)の普及に伴ってデータ量も増大していくと考えられており、その処理が可能な大容量のコンピューティングリソースが求められています。

そこでソフトバンクとIDCフロンティアは、こうしたクラウドサービスの需要拡大や、 AI・IoT時代の多様な需要に対応するため、大規模な受電容量と広大なスペースを提供する「ハイパースケールデータセンター」として本データセンターを開設しました。

「東京府中データセンター」の内観

■本データセンターについて

本データセンターは、最大50MWの受電容量を備え、ソフトバンクが保有している都内最大のデータセンターの約2倍となる、延べ床面積4.5万平方メートル超の大規模データセンターです。サーバー棟とオフィス棟で構成しており、サーバー棟には約4,000ラックの設備を収容し、室単位のデータホールサービスや、高密度かつ1ラック当たり最大20キロボルトアンペア(kVA)の電力高負荷対応を実現するコロケーションサービス、各種マネジメントサービスを提供します。また、本データセンターのオフィス棟の一部を、お客さま専用のオフィスやラボ環境などに利用できる多目的スペースとして提供します。

さらに、ニューノーマル時代に即したセキュリティーとして、高い精度とスピードを誇る最新の顔認証システムを導入しており、非対面かつ非接触型でスピーディーな入館ができます。サーバールームの入退室は、顔認証に加えて他の生体認証(静脈認証など)を組み合わせることで、物理キーを使用せずにラックを解錠することもでき、より高度なセキュリティーを実現することが可能です。

ソフトバンクは、本データセンターを国内外の他の通信事業者の回線サービスなどにも対応したキャリアフリーのスペースとして提供します。また、本データセンター と都内にある自社のネットワークセンターなどを低遅延かつ高品質の伝送路システムで接続します。

IDCフロンティアは、長年のデータセンター運用の知見を生かし、本データセンターを含む両社のデータセンター15拠点の運用と管理を行います。また、他のIDCフロンティアの拠点およびクラウドサービスとも接続し、データホールサービスやコロケーションサービスなどお客さまのビジネスニーズに合わせた高品質なIT基盤を提供します。

※1 両社が保有するデータセンター合計20拠点の延べ床面積を比較。

※2 出典:2018年2月公表 東京都都市整備局「地震に関する地域危険度測定調査[第8回]」(参考)「東京危険度マップ 東京23区+多摩地域」北多摩地域https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/pdf/bosai4_151.pdf

■プレスリリース原文はこちら

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