Anthropic、データセンター賃貸借に関する10件超の基本合意書を締結

自社でデータセンターをコントロールする体制を構築

AI研究機関Anthropicは、複数の米国データセンター開発業者と10件超の基本合意書を締結したと報じられています。

The Informationが計画に直接関与する関係者の話として報じたところによると、これはAnthropicがサーバーおよびAIインフラの管理を自社で行い、長期的なコンピューティングコストを削減するための取り組みの一環です。

なお、Anthropicが締結しているデータセンター企業の詳細や、各プロジェクトの所在地については明らかにされていません。

報道によると、AnthropicはGoogleとの間で、Googleが同社のリース料に対して財務保証を提供するという取り決めを進めているとのことです。これは、GoogleがAIクラウド企業Fluidstackと結んでいる契約と同様のものです。

さらにAnthropicは、Broadcom、Apollo、Blackstoneによる20GW規模のXPUプラットフォームにおいてFluidstackとも協力しており、その最初の1GW分は2026年半ばからFluidstackのデータセンターで展開される予定です。

関係者によると、これらの基本合意書は合計で1GW超のIT容量に相当します。この同意書は法的拘束力を持たないものであり、同社が各プロバイダーおよびその施設に対するデューデリジェンス(精査)を可能にするためのものです。

これまでAnthropicは、コンピューティング能力をクラウドプロバイダーに依存しており、現在までに10GW以上のサーバーをクラウドプロバイダーから借用する契約を締結しています。その中には、Googleと締結した2000億ドル規模の契約も含まれます。

具体的には、AkamaiAmazon Web Services(Amazon独自のカスタムハードウェアTrainiumによる大規模クラスターを含む)、CoreWeave、そしてAIクラウド企業Fluidstackとの500億ドル規模の提携など、大規模なクラウド容量契約を締結してきました。

クラウドコンピューティング契約に加え、Anthropicはデータセンター関連の人材採用も積極的に進めており、SpaceX/xAIともデータセンターのリース契約を締結しています。この契約では、イーロン・マスクの企業が保有するColossus 1データセンターを全面的に借り受けることになっており、契約額は月額12億5000万ドルに上ります。また、Colossus IIデータセンターのスペースも借りる予定です。

2026年5月下旬には、AnthropicはシリーズHラウンドで650億ドルの資金調達を実施しました。その直後、同社は米国証券取引委員会に対してIPOのための非公開の申請も行っています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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