Kazteleportがウズベキスタンにデータセンターを計画

カザフスタンのIT企業Kazteleportが、隣国ウズベキスタンにデータセンターの開発を計画しています。

Kazteleport JSCの代表者はこのほど、ウズベキスタン共和国の情報技術・通信開発省と会談し「情報通信技術分野での協力」について協議しました。

また、ウズベキスタンにおけるビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)およびナレッジアウトソーシング(KPO)サービスの展開可能性を検討するとともに、中央アジアの同国においてデータセンターを建設することでも合意しました。

Kazteleport JSCの代表Askar Kusainov氏は、Profit.kzの取材に対し、「我々はクラウド事業者としてウズベク市場に参入する計画です」と述べています。「ウズベキスタンではこの市場はインフラよりも急速に成長しているため、品質が保証された経験豊富なサービスプロバイダーが求められているのです。現在タシケントで会社の登記を行い、クラウドサービスを開始するためのスタッフを募集しています。今年は、データ処理センター建設用地の選定・購入、準備、プロジェクト開発を行う予定です。建設を進めながら、人材の育成や機器の発注も行っていきます。」

「ウズベキスタン政府は現在の課題と機会をよく理解しているため、国家のニーズに応えるデータセンターと通信の建設を積極的に支援しています」とKusainovは付け加えました。「ほぼすべての産業が自動化されています。私たちが視察したデータセンターの現場は、高水準で高品質の素材を用いて施設が建設されていることを確信させるものでした。」

仮推定によるとウズベキスタンの商用データセンターの市場需要は、すでに少なくとも500ラックあり、今後2〜3年で2倍に増加するとされています。なお、施設の仕様や設置場所、プロジェクトのスケジュールなど、詳細については開示していません。

Kazteleport JSCは、カザフスタンのHalyk Bankの子会社で、電気通信、IT、データセンターサービスを提供しています。アルマトイとヌルスルタンに9つの施設を運営しています。

Kusainovは銀行がこの計画を承認し、プロジェクトに資金を提供することになったと述べています。

現在ウズベキスタンにはIPlus、Metrotelecom、ITI-IXなど、非常に限られた数のデータセンターしか存在しません。政府の国家投資委員会は以前、同国のタシケントに40MWのデータセンターを開発する投資家を募集したことがあります。

以前の報道では、Rosatomがウズベキスタンにデータセンターの建設を計画していたようですが、これが実現したかどうかは不明です。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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