Amazon、カリフォルニア州ギルロイ市に100MWのデータセンターキャンパスを計画中

2020年に56エーカーの敷地を3100万ドルで購入、キャンパスには50MWの燃料電池システムを設置予定

Amazon Web Services(AWS)が、カリフォルニア州ギルロイ市にデータセンターの建設を検討しています。

同社が開発を計画しているのは、ハイウェイ101沿い、リーブスリー・ロードとギルマン・ロードの間の56エーカーの区画。同社は2020年に地元のデベロッパーから3130万ドルを支払って同区画を取得しました。

市に提出した書類によると、同社はこの敷地に49MWのデータセンター2棟(合計438,500平方フィート(40,700平方メートル))、50MWのバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)2棟、いくつかの補助的な建物を建設しようと考えているそうです。

敷地は2期に分けて開発される予定です。第1段階には、総面積約218,000平方フィート(20,250平方メートル)の1階建てデータセンタービル、50MWのBESS施設、25台のディーゼル発電機が含まれます。フェーズIIは、「顧客の需要に応じて」4〜7年以内に建設され、2棟目の平屋建てデータセンタービル、2棟目の50MW BESS施設、ディーゼル発電機を使用しないための未定の「代替バックアップ発電技術」で構成される予定です。同社によるとこの施設の平均PUEは1.18になるといいます。

CBSのインタビューで、ギルロイ副市長代理のPeter Leroe-Munoz氏は次のように語っています。「シリコンバレー最南端の都市が確かにビジネスに対してオープンであり、提供するものがたくさんあることを シリコンバレーが認識する時が来たと思う。」

ギルロイ市は現在、計画中の施設の環境への影響を判断するため、入札を募集しています。

「ギルロイ市は、このようなプロジェクトの利点は何か、欠点は何か、そして市としてその悪影響を軽減するためにどのような機会があるかを完全に理解するために、市外のコンサルタントに来てもらうよう要請しています」と Leroe-Munoz 氏は言います。

サンタクララ郡に位置するギルロイは、サンノゼの南東約30マイルにあり、データセンターの存在感はほとんどありません。

この区画は、Amazonが「プロジェクト・ガーリック」という名称で大規模な物流センターに開発している60エーカーの敷地の近くです。2019年Googleはギルロイに40エーカーの長方形の区画を購入し、同社の不動産開発用に自社の樹木を育てるための苗床を建設しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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