Iren、16億ドルの契約に基づき BlackwellをDell Technologiesから調達

米テキサス州ChildressにあるIrenのデータセンターに導入予定

AIクラウド企業Irenは、Dell Technologies と16億ドルの契約を締結し、空冷式のBlackwellシステムを取得します。

このハードウェアは、テキサス州ChildressにあるIrenの既存データセンターに導入される予定で、同社が今月初めにNvidiaと締結した5年で34億ドルのAIクラウド契約を履行するため、このネオクラウド事業者が活用される予定です。

Nvidiaとの契約により、IrenはNvidiaのハードウェアをベースとした、60MWのクラウド容量へのアクセスをNvidiaに提供します。また、NvidiaはIrenに最大21億ドルを投資し、Irenのグローバルデータセンターのパイプライン全体に最大5GW規模のNvidia AIInfra Structure を導入するための資金を提供します。

Dell TechnologiesのBlackwellシステムは、2027年初頭までに導入開始を目指しており、その時点でIrenの年間売上高は37億ドルから44億ドルへと増加する見込みです。

Dellとの16億ドルの契約には、GPU、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器、周辺機器、統合サービス、および保証が含まれており、支払い条件は出荷後の後払い方式で設定されます。

Irenの共同創業者兼共同CEOであるDaniel Robertsは、次のように述べています。「コンピューティング能力を得るまでの時間がすべてである市場において、キャパシティの確保と導入の迅速化は当社の最優先事項です。ハイパースケーラー、企業、開発者がパートナーとしてIrenを選ぶ理由は、当社が物理インフラ、コンピューティング能力、そして大規模展開を実現する運用力というフルスタックを保有・管理している点にあります。」

「Dellとの提携により、市場が求める規模とスピードでハードウェアを入手できることが保証されます。ひとつの導入が完了するたびに、次の導入がより迅速になり、この積み重ねによる実行上の優位性を構築していくことが、私たちの目指すところです。」

今月に入りすでに、Irenはテキサス州Sweetwaterのデータセンターキャンパスのフェーズ1が稼働を開始し、さらにスペインのデータセンター開発企業Nostrumを買収しました。

以前はIris Energyとして知られていたIrenは、暗号資産マイニングからAIクラウド事業への転換を進めています。現在もビットコインのマイニングは行っているものの、その事業は縮小しており、資金をAI事業へと振り向けています。

Irenはカナダおよび米国にデータセンターを展開する、暗号資産マイニング企業からAIクラウドプロバイダーへ転換した企業です。現在、約23,000基のGPUを保有しており、10月には約11,000基について契約が締結されたと発表しました。同社はテキサス州(Childress、Sweetwater)、オクラホマ州(Kiowa)、およびカナダのブリティッシュコロンビア州(Mackenzie、Prince George、Canal Flats)において稼働中および開発中のデータセンター拠点を有しています。同社によると、パイプラインの容量は、現在5GW規模に達しているとのことです。

Nvidiaに加え、マイクロソフトも同社の主要顧客となっています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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