AWS、南アフリカ初のリージョンを開設

ケープタウンリージョンの開設により全世界のリージョン数は23へ

アマゾンウェブサービス(AWS)がケープタウンにクラウドリージョンを開設しました。これでユーザは南アフリカ国内でのアプリケーション実行及びデータ保存が可能となりました。

この新しいリージョンは、物理的に離れた3カ所のデータセンター、つまりレジリエンス力を維持するための「アベイラビリティゾーン(AZ)」を備え、AWSが持つ全世界のリージョン数は23となりました。

Wat gaan aan?(=what’s going on?)

AWSのグローバルインフラストラクチャおよびカスタマーサポート部門VPのPeter DeSantis氏は、次のようにコメントしています。「南アフリカでは長い歴史がある。地域のテクノロジーコミュニティの成長をサポートするために我々は15年以上取り組んできた。建築業者、デベロッパ、事業主、そして組織からアフリカでのAWSリージョンの立ち上げの依頼を受けていた。今日、我々はケープタウンリージョンを開設し、この要求に応えていく。」

ケープタウンリージョンは2018年に発表されましたが、AWSは他にも発表済みのデータセンター4か所をパイプライン上に持っています。 同じく2018年に発表されたイタリアのミラノリージョンは、AWSインフラストラクチャページ上で「近日公開」と表示されています。 日本で2番目となる大阪リージョンは2021年に開設予定、2019年初めに発表されたインドネシアのジャカルタリージョンは2022年に開設予定、2019年後半に発表されたスペインのリージョンは2022年~2023年に稼働開始が予定されています。

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AWSの各 リージョン は複数の アベイラビリティゾーン (AZ)で構成されます。各AZには1つ以上のデータセンターがあり、ある個所で起きた災害などの自然災害や電源・通信障害が他に影響を与えない程度に十分離れていますが、各AZ間でデータをすばやく伝送できる程度の近さを保っています。AZ間は冗長光ファイバで接続され、各AZはそれぞれ独立した電力、冷却、及び物理的セキュリティ設備を備え、 継続的な稼働を維持するためのバックアップ電力・冷却設備が備わっています。完全なリージョン構成として、このようなアベイラビリティゾーンが最低3つ必要であるとしています。

南アフリカのデータセンターでは、個人情報保護法(POPI)など、同地域におけるセキュリティおよびデータ保護法に準拠します。それはヨーロッパにおけるGDPR(EU一般データ保護規則)に対する南アフリカとしての回答として広く知られています。このPOPI法は2019年に施行され、各企業はまだ準拠までの猶予期間が与えられています。ただし、これは元々は2013年に可決され、その策定自体は実際にはヨーロッパの基準よりも古いものです。

POPIの原則は、他の国の保護規制同様、個人データが透過的かつ同意を得て収集されることを保証します。 AWSのケープタウンリージョンにより、企業はデータが南アフリカ国外に流出しないことを顧客に保証できるようになります。

Amazonは、2004年に開発センターを設立して以来南アフリカでの活動を行っており、その後2015年にヨハネスブルグにAWSオフィスを開設しました。2017年には、AWS Direct Connectを開始し、AWSクラウドへの直接リンクを提供し、そしてその後 2018年に独自のインフラ基盤の構築を開始しました。ヨハネスブルグとケープタウンに施設及びCloudfrontコンテンツ配信ネットワーク( CDN )を設置し、また同時にケニアのナイロビでのエッジロケーションの構築を開始しました。

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