Orange、エジプト新首都にデータセンターを建設へ

Orange(オレンジ)が、エジプトのNew Administrative Capital(新首都)に1億3,500万ドル規模のデータセンターを新設すると発表しました。

Digital News Egyptのインタビューの中で、Orange EgyptのChief Enterprise Line of Business OfficerであるHesham MahranとChief Technology OfficerであるAyman Amiriは、新施設は新行政首都のあらゆるスマートシティ基盤をホストすることになると述べています。

Orangeは、新首都のサービス・マネジメント・センターに関して5年間に渡り責任を負い、来年初頭の試験運用開始を目指しています。

「Orange Internationalは、スマートシティ分野で15,000人以上のエンジニアを雇用しているほか、技術・イノベーション分野で5,000人のエンジニアや研究者、情報セキュリティ分野で2,000人近くのスペシャリストを雇用している」とMahranは述べています。「私たちはスマートシティ分野での強力な存在感を意識しており、この分野への投資に万全の体制を整えている」

新首都は、地域の環状道路であるCairo-Suez roadとCairo-El Ain El Sokhna roadの間の砂漠を約35km(21マイル)ほど進んだ、カイロのすぐ東側に位置します。

都市開発のための行政首都(ACUD)は、Orangeの地域子会社と契約する国家の支援を受けた企業です。(DCDは、2020年1月にOrangeとACUDの契約締結に関し報道しました)

同社はまた、アレキサンドリアのアル・アワイド地区にあるデータセンターのフェーズ1を近々開設する予定であると報じられています。この新施設は2020年3月に発表されたもので、ファーウェイとの提携により開発が進められています。尚、Orangeは現在、カイロでデータセンターを運営しています。

Orangeは2021年の間に拡大を続けています。スペインではサンタンデールに施設を開設し、さらに5つの施設の開発を目指していると言われています。また、ポーランドでも新データセンターを開設し、モロッコでは施設を買収しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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