ビットコイン・マイナーのGDA、サウスカロライナ州にデータセンター3か所を開設

3か所合計で33MWのIT容量

ビットコインマイニング企業のGenesis Digital Assets(GDA)は、米国サウスカロライナ州に合計33MWの容量を持つ3つのデータセンターを開設したと発表しました。

データセンターはサウスカロライナ州北部に位置し、1つはアンダーソン近郊、他の2つはユニオンとロックハートの間に位置します。

アンダーソンの施設は2月から稼動しており、容量は18MW、ユニオンとロックハートの施設はその翌月から稼動しており、合計容量は15MWとなっています。

アンダーソンの施設は繊維倉庫を再利用したもので、北米製のインフラ設備を使って建設されたとニュースリリースには記されています。

ユニオン/ロックハートの施設では、請負業者の95%がサウスカロライナ州の地元業者であったといいます。3 つの施設は合計で 150 名の雇用を創出しました。

アンダーソン・データセンターは余剰電力を適宜グリッドに還元し、ユニオン/ロックハート施設は、Lockhart Power社の2基の水力発電所からわずか3マイルの場所に位置しています。同社によると、州内にクリーンなエネルギー源が普及していることが、この地域を選ぶ動機になったといいます。

「GDAのAndrey Kim最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「これら新規データセンターの開設は、クリーンなエネルギー資源を利用した事業の拡大という当社のコミットメントと完全に一致するものです。我々の目標は、業界のリーダーとなり、ビットコインマイニングが非常にESGに優しいものであることを世界に示すことです」

3つの新しい施設の開設は、同社の米国における広範な事業拡大の一環です。同社は、保有する20以上のデータセンターが、ビットコインネットワークのハッシュレート全体の2%以上を占めていると主張しています。

GDAは合計で400MW以上のIT容量を有しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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