Digital Edgeが日本とフィリピンでの事業拡大計画を発表

データセンター事業者のDigital Edgeは、アジア太平洋地域のデータセンターで提供する接続オプションを強化するため、2つの大規模な拡張計画を発表しました。ひとつはBBIXとの提携で、もうひとつはフィリピンのマニラにEdge Peering Internet Exchange(EPIX)を開設することです。

日本での事業拡大

Digital Edgeは、ソフトバンクの子会社であるBBIXと提携し、大阪の顧客にOCX(Open Connectivity eXchange)を提供します。BBIXが提供するクラウドベースのネットワークサービスであるOCXは、必要に応じてクラウドサービスやデータセンターへの安全かつ高速で柔軟な接続を提供するとのことです。OCXは現在、東京と大阪にある他の3つのDigital Edgeのデータセンターで利用できます。

今回の業務提携契約に基づき、BBIXは大阪にあるDigital EdgeのOSA1データセンターに新たなOCX接続ポイントを設置します。これにより、OSA1データセンターの顧客がより多くの接続オプションを得られるだけでなく、複数のDigital Edge拠点間におけるシームレスな仮想キャンパスを強化することができます。この新しい接続ポイントは、2024年11月1日に正式に開始される予定です。

フィリピンでの計画

Digital Edgeはまた、サービスを拡大し、マニラのNARRA1データセンターでEdge Peering Internet Exchange(EPIX)を開始しました。EPIXは、高速かつキャリアニュートラルなインターネットエクスチェンジであり、通信事業者、ISP、コンテンツプロバイダー、企業はIPトラフィックを迅速かつ安価に交換できるようになります。今回の新たな拡張により、EPIXサービスはジャカルタとマニラの顧客も利用できるようになり、東南アジア全域でのピアリングと接続オプションがさらに強化されます。

同社は、日本とフィリピンでの事業拡大を通じてアジア太平洋地域における接続サービスを大幅に拡大し、同地域全体で高度な接続ソリューションを提供する取り組みを強化しています。

W.Media ( Aurora Tang 記者)より抄訳・転載

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